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コピー紙と万年筆のインク。相性のいいものはあるのか?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回はコピー紙と万年筆の
インクの相性について.

管理人がサラリーマンだったとき
コピー紙の裏紙の有効利用は

環境問題への取り組みということで
ISO14001なんかで重要でした。

製紙会社なんだから原料に戻せば
良いじゃないかと思うんですが

何だかよく分からない
取り組みやってましたね。

何しろ会議の多い会社でしたから
資料を大量に作るんですが

そんな資料一回見たら二度と
見ませんから本当に無駄でした。

それでそのコピー紙の裏面の
有効利用ってチェック用の印刷か

ちょっとしたメモに使う
というのが相場でした。

それでメモに使うという場合
今度は筆記用具が問題で

鉛筆やボールペンならいいですが
万年筆はにじむし裏抜けするんですね。

それは当然のことで
コピー用紙はコピー機で使う紙。

万年筆で筆記できるように
品質設計はされていないんです。

ではまったくダメなのかというと
そういうわけでもなくて

染料インクを顔料インクに
変えれば書けるらしい。

顔料インクの品名としては、
たとえば

プラチナのカーボンインク
セーラーの極黒(きわぐろ)

などがあるみたいですね。

ということで。

この記事ではコピー紙と万年筆の
インクの相性について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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コピー紙と万年筆のインクについて。染料系と顔料系の違い

万年筆のインクには色んな種類があって
その分類も色々あると思います。

今回ここで問題にするのは
インクが染料系か顔料系かということ。

大雑把に言うと、

染料系は色材が水に溶けていて
顔料系は色材が水に分散している

という違いがあります。

染料は水に溶けているが
顔料は水に溶けていないということ。

それで一般的には万年筆のインクは
染料インクなんですね。

特にカートリッジ式のものは
染料でなければいけなかったようです。

それには理由があって
染料の場合は水に溶けますから

万が一万年筆のペン先が詰まっても
水で洗えばなんとかなるんですね。

それに染料のほうが発色がいいので
好まれているというのもあるでしょう。

簡単に言うと取り扱いやすいわけです。

一方の顔料インクは
水に分散しているのであって

水に溶けているわけではありませんから
もしもペン先が乾いて詰まると

洗浄が非常に難しいく
そのまま使えなくなることもあるわけです。

それにインクの濃度が変わってしまうと
顔料が析出してくるんですね。

たとえばこれがインク壺にペン先を付けて
書くならそんなに問題にならないでしょう。

インクを付けたペン先は使い終われば
洗うでしょうからそんなに故障はしない。

日本で言えば墨汁は水分散体になりますが
その都度使うのであれでいいわけです。

とりあえず書けるかどうか
ということに関してではありますが。

ここでコピー紙との相性になるんですが
染料インクは水に溶けているので

紙の方でインクがにじまないように
サイズ剤という薬品を添加して

にじみ防止対策をしておく
必要があるんですが

コピー用紙は筆記用紙ではないので
そういう設計になっていないんですね。

だから染料インクを使って書くと
コピー用紙はにじむし裏抜けするわけです。

しかし顔料インクであれば水はにじんでも
インクは水に溶けていないので

そこまでひどくはにじまないし
裏まで浸透することもない。

もちろんベタベタに付けるとか
そういうのはダメですが。

顔料インクそのものは
古くからあるんですが

染料インクと比較して
取り扱いにくい部分があったので

なかなか種類が増えないし
あまり普及しなかったようです。

万年筆の顔料インクの進化はナノ分散技術によるもの

ところが最近は万年筆用の
顔料インクでも良いのがあるんですね。

超粒子顔料インクと言うそうです。

管理人は昔微粒子の分散について
ちょっと勉強したことがあるんですが

ここで言っている超粒子というのは
ナノサイズの微粒子のことのようです。

ナノサイズの顔料を水に分散、
というのは簡単ですが

実際には粒子が小さくなるほど
分散は難しくなるんだとか。

それは粒子が小さくなるほど
表面積が大きくなって凝集力

(粒子同士がくっつく力)も大きく
なるからなんだそうです。

だからなかなかうまく
分散できなかったのですが

分散剤のいいものが出来たり
分散技術が進化したりして

ナノ粒子の分散が出来るように
なったみたいなんですよね。

管理人も昔ナノ微粒子の分散を
実験でやってみたことがあります。

しかし当時は全く歯が立ちませんでした。

相当なノウハウがないと無理、
と思ったものです。

今これが出来るようになったのは
やっぱり時代の流れで

顔料系インクジェットインク開発のために
このような分散技術が必要だったり

カーボンナノチューブを塗工するために
分散液が必要だったりという

技術的なつながりがあったからなのかもと
管理人は推測しています。

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管理人のまとめ

今回はコピー紙と万年筆の
インクの相性についてでした。

基本的にコピー用紙には
筆記適性はありませんから

万年筆で書いてもにじんだり
裏抜けしたりします。

ただしそれは染料インクの場合で
顔料インクであれば改善されます。

もちろんそれでも相性はあるので
顔料インクなら必ずコピー用紙に書ける

というわけではないでしょうから
その部分は個別に確認が必要でしょう。

ネットで検索すれば
そういう検証実験をしている

万年筆愛好家の人が
結構いるようですね。

ただ顔料インクは染料インクよりも
取り扱いでの注意点が多いようです。

万年筆を乾かすと故障するとかですね。

万年筆を使っているけど
コピー用紙の裏側をメモに使いたい

そんな人は顔料インクを
試してみても良いかもしれません。

なお染料から顔料に変更するときは
混ざると固まったりするので

よく洗浄してから入れ替えるなど
万年筆メーカーの説明がありますから

これには良く注意して
実施して下さい。

それからインクはメーカー推奨のものを
使ったほうが良いと思います。

そうでないなら自己責任で。

この記事がコピー紙に万年筆で
書くときの参考になればと思います。

万年筆を使って顔料インクでの
書き味も楽しんで下さいね!

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