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紙の原料になる木の種類とは?植林したユーカリや松が多い!

紙 原料 木 種類

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は紙の原料になる木の種類とは?
植林したユーカリや松が多いというお話。

管理人は元製紙会社社員。

ではあるんですが、木材には詳しくない。

そこはやっぱりそれぞれに担当がある。

管理人は技術者と言っても
塗工関係が多かったですから。

それはそれとして。

紙の原料になる木の種類
色々あるんですよね~

聞き覚えのある木の名前なら
ユーカリとか、松とか。

では実際のところどんな木材が
よく使われているのか?

ということで。

この記事では、紙の原料になる木の種類とは?
植林したユーカリや松が多い!について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙の原料になる木の種類。広葉樹と針葉樹について

紙の原料になる木の種類なんですが。

具体的な樹木の名前の前に
簡単な分類をお話します。

製紙では木を広葉樹と針葉樹に分けます。

それぞれについて説明します。

広葉樹

広葉樹は葉っぱが広い樹木のこと。

これは秋になると葉っぱが黄色くなって
落ちてしまうタイプになりますね。

紙の原料にによく使われるのは
ユーカリ、アカシア、ポプラなど。

早く育つやつがいいんですよね。

それで、この広葉樹から作る
パルプは繊維が短いんです。

技術が未熟だった昔は広葉樹から
紙を作ることは出来なかったんだとか。

その理由は繊維が短くて強度が
低かったからだそうです。

その後クラフトパルプ法の製造技術が
発達し広葉樹が使えるようになった。

広葉樹パルプLKPと呼ばれますが
これを漂白した白いLBKPというのは

チラシとか、ノート、白いコピー用紙など
今はほとんどの白い紙に使われています。

ティッシュやトイレットペーパーも
にも使われていましたかね。

逆に使っていないのは新聞紙や
ダンボール、重袋など。

ダンボールや新聞紙の場合は色が
黒いので白い広葉樹パルプは不要。

重袋の場合は色よりも強度の問題で
できるだけ強いパルプを使います。

強度が強いパルプとなると針葉樹。

では次にその針葉樹について見てみます。

針葉樹

針葉樹というのは常緑樹のこと。

分かりやすいのは松ですね。

英語ではパインですよね~

葉っぱが尖っているから針葉樹。

冬でも葉が落ちることはない。

これが広葉樹との大きな違いですね。

製紙で使われるのは杉、ヒノキなど。

スプルースとかダグラスファーも
よく使われると思います。

広葉樹が比較的温暖な気候の樹木に対して
針葉樹は寒冷な気候の樹木のイメージ。

パルプとしては繊維が長く
強度が強いということです。

クラフトパルプ法が発達するまでは
紙は針葉樹から作るものでした。

コウゾとかミツマタとかは
ありますけどそれは置いといて、

大量に年中安定供給できる
木材としてはということで。

現在でも機械パルプという木材を
すりつぶしてパルプを作る方法では

使われているのは針葉樹で
やっぱり松が多いですかね。

松といっても種類は色々ですが。

丸太をグラインダーですりつぶすとか、
チップをレファイナーですりつぶすとか、

そういう方法でパルプにするわけですが
本当に機械的にすりつぶすので繊維が痛む。

なので、長繊維の針葉樹じゃないと
まともな紙にならないんですよね~

クラフトパルプ法の場合は化学的に
リグニンを取り除くやり方なので

パルプ繊維をあまり傷めないんですが
機械パルプは物理的にストレスがかかり

どうしても繊維が弱く
なりやすいんです。

逆に言うと針葉樹をクラフトパルプ法で
製造すれば強度の高いパルプになる。

なので、重袋のような強度が重要な
紙には針葉樹が使われるんですが。

ちなみに、針葉樹クラフトパルプはNKP。

漂白するとNBKPと呼ばれます。

NBKPは一般の印刷用紙にも
強度対策で若干配合されますね。

そうそう、コスト的には
広葉樹の方が安いです。

ユーカリなんかは10年以内にパルプに
出来ますから植林もやりやすい。

使用量も多いのでなおさら
コストが易くなるのでしょう。

紙の原料になる木以外のものは?

ここまで紙の原料になる木の種類を
お話させていただきました。

では木材以外で紙の原料になる
ものには何があるでしょうか?

ちょっとお話してみます。

まずは古紙ですね。

今や日本の場合80%程度は回収されて
いるそうですから相当な量になります。

新聞紙やダンボールでは
メインの原料になります。

その他だと非木材パルプと呼ばれるもので
バガス、ケナフ、わら、などがありますね。

バガスの場合はサトウキビの
廃棄物ですから利用価値は高い。

ただし、品質とコスト面で
木材に及ばないようですね。

バガスがメインというよりは木材の
一部代替という使われ方でしょう。

ケナフもありますが、
まだこれからでしょう。

わらは昔から使われていますが
強度が低いようですね。

ファンシーペーパーなど強度を
気にしない紙に使われるようです。

こちらも木材の一部補完程度でしょうね。

これまで積み上げてきた木材原料の
製紙工程は簡単には変わらない。

それに、製紙会社も自社原料を植林して
確保していますからまだまだ木材でしょう。

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管理人のまとめ

今回は、紙の原料になる木の種類とは?
植林したユーカリや松が多いというお話。

紙の原料になる木材は大きく
広葉樹と針葉樹に分類されます。

広葉樹はユーカリ、アカシア、ポプラなど、
針葉樹は松、杉、ヒノキなどになります。

ユーカリは成長が早く10年以内に
パルプにすることができるため

製紙会社による植林も盛んで
パルプ原料としてよく使われます。

という感じですね。

木材以外でもバガス、ケナフ、わら
などもパルプとして使われますが

品質、コストの問題で木材の
一部補完程度の使われ方です。

実際には植物なら大抵パルプにできますが
品質やコストを考えて選ぶということです。

環境問題が色々言われますが、
計画的に植林して使用するなら

むしろ森林保護になっているので
理にかなっていると思いますね。

この記事が紙の原料になる木の
種類の参考になればと思います。

紙の原料も色々あるんですね!

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