紙をほぐす方法。簡単にはバラバラにならないが水と洗剤で?

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紙 ほぐす

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙をほぐす方法。
簡単にはバラバラにならないが
水と洗剤で?というお話。

管理人は元製紙会社社員。

紙をほぐす、という工程は
毎日のように見てました。

工場では日常の作業ですし
ラボでも日々やってましたし。

やっていることは単純で水に
紙を入れて溶かすだけ。

ただし、工場なので機械のパワーがスゴイ。

古紙処理とかパルパーとかだと
処理量もスゴイんですけど。

それから古紙処理の場合だとぬるま湯に
苛性ソーダを入れてアルカリにして

脱墨剤というか洗剤を入れて
ガンガン混ぜる感じでしょうか。

製紙工場で出てきた損紙
(製品にならなかった紙)、

これもぬるま湯の入ったパルパーに
投入してガンガン混ぜてほぐす。

そうやってパルプに戻して
また紙の原料になる。

ラボだとミキサーにアルカリとか
洗剤を入れて紙を投入して混ぜる。

そんな感じでしたね~

で、これと似たようなことを家庭でも
出来るのかどうかというところ。

ということで。

この記事では、紙をほぐす方法。
簡単にはバラバラにならないが
水と洗剤で?について

管理人が調べたところを
お伝えしたいと思います。

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紙をほぐす方法。家庭でやるならどうするか?

紙をほぐすのを家庭で
やるならどうするか?

管理人も調べてみました。

とりあえず紙をドロドロに
溶かすならミキサーが必要。

こんなやつでいいと思いますが。

 

[山善] ジューサー 氷も砕ける ジュースミキサー 1000ml 野菜 果物 スムージー ガラスボトル ブレンダー Votre ホワイト MJA-G100(W) [メーカー保証1年]

たぶん多くの家庭にあるはず。

紙をほぐすだけなら機能は
単純なもので十分でしょう。

それと。

工場なら強アルカリ水にするんですが
家庭ではこれはちょっと難しいかも。

苛性ソーダは危険薬品ですから
あまり使いたくないんですよね。

それに強アルカリ水溶液は油断すると
ガラスやプラスチックを溶かしてしまう。

洗浄するとき十分な水で洗い流す必要がある。

正直、後々面倒なわけです。

家庭でアルカリ水にするなら重曹が
便利なんですが正直効果は不明。

国産重曹 炭酸水素ナトリウム 粉末 アルミフリー 1kg 食品添加物 掃除 消臭

 

弱アルカリですから気休め程度かな?

ただ、何も薬品を入れずに
紙をほぐすのは時間がかかる。

で、調べてみたら洗剤を入れたらどうかと。

普通の食器洗浄用のもので良さそうです。

こんな感じのやつか?

ジョイコンパクト 食器用洗剤 バレンシアオレンジの香り 詰め替え 特大 770mL

 

洗剤が入ると多少なりとも紙が
ほぐれやすくなるんでしょうね~

こんな感じで準備。

そして、

  • ミキサーにぬるま湯を入れる。
  • 洗剤も若干入れる。
  • 3cm程度にちぎった紙を入れる。
  • ドロドロになるまでミキサーで混ぜる。

こんな感じでしょうか。

ドロドロになった紙をもっとバラバラに
するなら一部を水で薄めてかき混ぜる。

十分薄めてパルプを虫眼鏡や顕微鏡で
観察すれば繊維の状態も見えるでしょう。

紙の種類によって繊維の色とか
長さや太さが違うとかが見えるかも。

夏休みの自由研究なんかでやると
面白いかも知れませんね~

紙をほぐす方法。ミキサーが無い場合

ここまで紙をほぐす方法
についてお話してきました。

管理人的にはミキサーで無理やり
ほぐすのがいいとおもうんですが。

ミキサーがなかったらどうするか?

まあミキサー自体も刃物ですから
危険といえば一応危険ですし。

人によっては使いたくないかも。

で、調べてみるとバラバラに
するだけなら方法はあるらしい。

一つのやり方としては。

  • ほぐしたい紙を5cm四角くらいに切る。
  • 水と洗剤を皿に入れて紙を浸す。
  • 紙が十分に濡れたらプラスチックの
    黒い下敷きに乗せる。
  • 下敷きの上の紙を歯ブラシや
    紙やすりでやさしくこすってほぐす。
  • ほぐれた繊維はつまようじなどで
    別の黒い紙に移して観察する。

と言う感じですね。

このやり方ならミキサーも使わないし
紙の量も少なくて済むのがいいですね。

注意点は歯ブラシや紙やすりにパルプが
くっつくいてしまうところでしょうか。

できるだけやさしくこすったほうが
繊維が採取しやすい気がしますね~

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管理人のまとめ

今回は紙をほぐす方法。
簡単にはバラバラにならないが
水と洗剤で?というお話でした。

紙をほぐすときに単純に水に紙を入れて
混ぜたくらいではバラバラにはなりません。

いくら紙が水に弱いと言っても
そんなのは特殊な紙になります。

なので紙をドロドロにしたいなら
ミキサーなどで強力に混ぜるべき。

できれば洗剤などを入れて
ほぐれやすくしておきたい。

ミキサーが使えない場合は水に濡らして
歯ブラシや紙やすりでこすってほぐす。

繊維の様子を見るだけならこの方が
器具も使わないので簡単かも知れません。

紙をほぐしてみると紙の種類によって
違いがあるので面白いかも知れません。

夏休みの自由研究なんかには
ちょうどいいかも知れませんね~

この記事が、紙のほぐし方の
参考になればと思います。

紙の繊維の観察、上手くやってくださいね!

(参考)
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紙の製造
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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