紙鍋が燃えない理由は?水の沸点より発火温度が高いから!

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紙鍋 燃えない 理由

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は紙鍋が燃えない理由は?
水の沸点より発火温度が高いから!
というお話。

管理人、旅行に行ったときに
紙鍋を食べることがあります。

普通の鍋よりうまいのかと言うと
なんともいえないんですけど。

いつも不思議なのは
紙鍋が燃えないこと。

理屈は分かっていても不思議。

紙が特別なのかと言うと
そうでもないんですよね~

では燃えない理由は何なのか?

ということで。

この記事では、紙鍋が
燃えない理由について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙鍋が燃えない理由。紙の発火温度は水の沸点より高い

結論から言うと。

紙の発火温度は水の沸点より高いから。

紙の発火点はだいたい

上質紙で450℃
新聞紙で290℃

程度だそうです。

一方水の沸点は100℃。

この温度で紙が燃えることはない。

そして紙鍋の場合は炎は紙に
当たりますが熱は水に吸収される。

なので紙は燃えずに水だけが
温まるということだそうです。

ちなみに。

紙に水を入れずに火をつければ
紙鍋の紙は普通に燃えます。

だいたい炎の温度は800℃-1000℃。

そのままの温度だと紙は
簡単に燃えてしまうんですね。

これは普段から経験していることですけど。

紙鍋ではなぜわざわざ紙を使うのか?

ここからは余談です。

紙鍋なんですけどね。

紙鍋 SKA-143 折鍋(色和紙鍋・白) 250枚入

 

紙鍋が燃えない理由は分かりましたが
なぜわざわざ紙をつかうのでしょうか?

管理人、これが不思議だったんですよね。

それでちょっと調べてみました。

で、結局たどり着いたのは
高級感の「演出」ということ。

実用性はあるんでしょうけど
それ以上に見栄えがいいこと。

確かに、目の前に一人分の
紙鍋があれば料亭の感じがする。

管理人、料亭なんて行ったことないですが
そういうイメージがするということです。

これが安物のアルミ鍋だとイマイチ。

イメージの問題なんですよね。

一応、紙にアクがつくので便利とか
そういうのはあるみたいです。

それから紙は使い捨てだから
衛生的だとかですね。

でも結局、高級感の演出。

なのでこれが新聞紙では気分が台無し。

まあ、水分を吸収する紙は
紙鍋には向いてません。

撥水処理とまでは行かないにしても
ある程度サイズの効いた和紙がいい。

それが厚手なら上等な感じになる。

紙鍋は白くて上品な和紙でやるから
高級で美味しいものを食べてる感じ。

ここが重要だということです。

紙が燃えないのがおもしろい
というの多分あるんでしょうね~

紙鍋をやるときの注意点

更に余談を。

紙鍋をやるときの注意点として
水を入れてから火を付ける。

これは当たり前なんですけど
火をつけてから水を入れても

その前に紙が燃えてしまって
大失敗ということになります。

旅館で食べるときにそんなことは
起こりませんが自宅だとやりがち。

これは危険だから要注意ですね。

これと理屈は同じことですが
火を大きくしすぎてはいけない。

紙鍋は水があるから燃えないわけで
水分がない端っこに火が当たると燃える。

燃えるまで行かなくても焦げる。

なので火は中央付近だけにしておく。

コンロを使って景気よく大きな
火を使うと危険ということです。

それからもう一つ。

具材なんですけど。

粘着性のある具材は後から入れる。

具体的にはうどん、木綿豆腐、
お餅、玉子、というようなもの。

粘着性のある具材は初めから
入っていると底にくっついて焦げる。

その部分で熱がこもるんですよね。

熱がこもったら耐熱性があっても
それを超えてしまうということ。

まあ、うどんやお餅を最初から
入れる人はいないでしょうけど

粘着性のある焦げそうなものは
後から入れて手早く食べる。

そういう配慮が必要だと思いますね~

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管理人のまとめ

今回は、紙鍋が燃えない
理由は、というお話でした。

結論は、熱が水に吸収されて紙の
発火点まで温度が上がらないから。

水の沸点は100℃ですが紙の
発火点は上質紙なら450℃程度。

炎の温度が800℃-1000℃だとしても
その熱量は水の沸騰に使われる。

そして100℃では紙は燃えない、
ということになります。

それから。

わざわざ紙を鍋にするのは
高級感の演出なんだとか。

アクが取りやすいとか
使い捨てで衛生的とか

そういう理由もあるんでしょうが
一番は料理の演出だそうです。

紙が鍋になる面白さとか
意外性もあるんでしょうね。

ちなみに。

もしも水を入れずに紙鍋に火を
つけたら燃えてしまいます。

紙自体は耐熱性があるとか
特殊なものではないということ。

あくまで水が入っているから
紙が燃えないんですね~

これって頭では分かりますけど
やっぱり不思議な気がします。

管理人も紙鍋の演出にまんまと
ハマっているということですかね。

この記事が、紙鍋が燃えない
理由の参考になればと思います。

紙鍋、美味しく楽しみましょう!

(参考)
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紙と料理
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
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