クッキングシートがテープで貼れない!いい方法はないのか?

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クッキングシート テープ

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、クッキングシートがテープで
貼れないがいい方法はないのかというお話。

管理人は料理はしませんが
クッキングシートは分かります。

半透明でツルツルしてるやつですね。

クックパー クッキングシート Mサイズ 25cm×5m

あれはなかなかスグレモノで
天ぷらとかケーキとか

チョコレートとかくっつくやつが
くっつかないので重宝します。

それで、キャンデーとかチョコレートの
包み紙にもいいというわけです。

ところが。

テープで貼ろうとしてもくっつかない。

そりゃそうなんですよ、くっつかないから
ベタベタしたものを包むんですから。

管理人としてはテープはちょっと
無理なんじゃないかなと思います。

いくら粘着力の強いテープでも
剥がれるかも知れませんから。

じゃあどうするか?

簡単なのは輪ゴムでしょうかね。

カラフルな輪ゴムがありますから
そういうのでしばったり止めたりする。

 

輪ゴム オーバンド ゴールド缶 30g #16 8色ミックス GG-040-MX 共和 少量 カラフル 色つき カラー ゴムバンド 収納 入れ物つき

 

ヒモとかカラータイもありますね。

それ以外だとホチキスですかね。

これは確実に止まります。

ただ、食べ物にホチキスというのは
なんだか嫌だなとも思います。

口に入れるものですから
とがった系はちょっとという感じ。

テープもマスキングテープなんかは
カラフルでかわいいんですが

輪ゴムで止めた上から貼るとか
なにかしないと剥がれるでしょう。

ところで。

どういうわけでクッキングシートは
あんなにくっつかないのか?

元製紙会社社員としては
そこのところが気になります。

ということで。

この記事では、クッキングシートが
テープで貼れない理由について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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クッキングシートがテープで貼れない理由

結論から言うとクッキングシートには
シリコーン加工をしているから。

シリコーン加工というのは紙の表面に
シリコーンを塗っているということです。

このシリコーン、実はシールの
台紙にも塗られているんですよね。

シールの台紙は剥離紙とか
セパレータと呼ばれますが

あのシールとかラベルの
捨てる方の紙のことです。

青いやつとか黄色いやつが多くて
たまに白いやつもありますけど。

[カロカック] 剥離紙 50枚 白 A4 紙 厚 約 0.12mm

あの紙、触れば分かりますが
表面はツルツルしてますよね?

あのツルツルしたのがシリコーン。

紙の表面にシリコーン加工
しているというわけです。

厳密には紙の上に直接
シリコーンを塗工している場合と

紙にポリエチレンラミネートしてその上に
シリコーン塗工する場合があるんですが。

いずれにしてもあのツルツルは
シリコーンの性質なわけです。

触ってみればツルツルでいかにも
何も貼り付きそうにないですよね?

実際まったくそのとおりで
粘着剤さえ剥がれるわけです。

シールが剥がれるということは
テープも剥がれるということ。

どちらも粘着剤でくっついていますから。

その剥離紙と同じようにクッキングシートにも
シリコーンが塗工されています。

だから大抵のものはくっつかない。

ネバネバした食品でもくっつかない。

ベタベタするお菓子もくっつかない。

という感じになってるわけです。

粘着力という点では食品より
テープのほうが強いでしょう。

しかし、シリコーン加工している
剥離紙はくっつかないわけです。

それくらい弾く力が強いんですね。

だから水も油も弾いてしまう。

それで油が外に染み出しにくい
というのもありますね。

そういう意味では包み紙としても
非常に優秀ということになります。

それからシリコーンは耐熱性も高い。

なので、天ぷらを揚げるときに
油に入れても大丈夫。

オーブンでケーキを焼くときに
ケーキの下に敷いても良い。

もちろん、長時間高熱に接触するのは
ダメですが200℃程度なら大丈夫。

これはクッキングシートの説明書きにも
記載されていると思います。

うまく使えばとても便利なんですよね。

クッキングシートとワックスペーパーの違い

ここからは余談です。

クッキングシートとよく似た紙で
ワックスペーパーというのがあります。

ワックスペーパー S(オレンジストライプ) 50枚入 シートタイプ WAXペーパー ラッピングペーパー サンドイッチ ラッピング サンドウィッチ ラッピング WP1300-50

むしろこっちのほうが包み紙としては
メジャーじゃないかと思います。

ワックスペーパーもツルツルして
くっつきにくいし水や油を弾くんですが

表面にシリコーン加工ではなくて
ワックスを含浸させているんですね。

ここで言うワックスはロウソクのこと。

あの火をつけるロウソクです。

あれを溶かしてその中に紙を入れるとか
紙の上でロウソクを溶かすとか

そういう感じで紙にロウソクを
染み込ませるわけです。

そうするとロウソクですから
ツルツルするし水や油も弾く。

ただ、シリコーンと違うのは耐熱性。

ワックスペーパーは熱には弱い。

燃えるとかではないんですが
ロウソクなので熱で溶けます。

だからお菓子の包み紙には
良くても天ぷらとかには使えない。

それで値段が安かったりカラフルなのは
ワックスペーパーなので

こっちの方が包装紙としては
メジャーになっているというわけ。

なお、ワックスペーパーも
テープで貼ると剥がれやすい。

シリコーンペーパーほどでは
ないと思いますが。

だからやっぱりこちらも輪ゴムとか
ヒモとかカラータイとかが無難。

いずれにしてもテープはイマイチです。

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管理人のまとめ

今回のお話は、クッキングシートがテープで
貼れないがいい方法はないのか、でした。

結論から言うと、テープは難しいので、
輪ゴム、ヒモ、カラータイを使うのがいい。

そもそもクッキングシートは
食品がくっつかないのがいいわけで、

そのためにシリコーンが塗工されていて
それはシールの剥離紙と同じ。

だから粘着剤もくっつきにくい。

なお、よく似た紙でワックスペーパーも
ありますが、こちらは耐熱性が悪い。

常温で使うならどちらでも良いんですが
高温ではクッキングペーパー。

こんな感じのお話をさせていただきました。

結局、クッキングペーパーや
ワックスペーパーのような

ツルツルした紙はテープが貼れないので
それ以外のもので口を止める方が良い。

カラフルな輪ゴムなんかはありますから
かわいい工夫をするのがいいと思いますよ。

この記事が、クッキングシートをテープ
以外でとめる参考になればと思います。

お菓子作り、頑張って下さいね!

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