紙パックジュースの賞味期限!普通より長いのがある理由は?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙パックジュースの賞味期限が
普通より長いのがある理由、というお話。

紙パックのジュースとか牛乳で
賞味期限の長いやつがあります。

普通、牛乳なら賞味期限は要冷蔵で
せいぜい1-2週じゃないかと思います。

管理人は古い牛乳は怖いから
大きなパックは買わないですけど。

それに対して常温で数ヶ月間大丈夫
という牛乳もあるんですよね。

もちろん開封前ではありますが。

これ、防腐剤や保存料が入ってるのか?
と思ったら入っていないんだそうです。

中国の食品ならそういうのが
ありそうですけど

日本の大手メーカーのものですから
さすがにそこは本当でしょう。

ではなぜそんな事ができるのか?

ということで。

この記事では、紙パックジュースの賞味期限が
普通より長いのがある理由について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙パックジュースの賞味期限が普通より長いのはロングライフパック

まず、この賞味期限が長いものの
名前はロングライフパックだそうです。

ネーミングはそのまんまですね。

それで問題はなぜそんなに
長持ちするのかという秘密ですよね。

結論から言うとこれは紙パックに
秘密があるんだそうです。

もうちょっと正確に言うと紙パックの
紙の構成が違うということ。

具体的には、通常の紙パックだと

(外側)

ポリエチレンラミネート
ポリエチレン層

(内側、ジュースなど)

と言う感じで、紙は3層だそうです。

ところがこのロングライフパックは

(外側)

ポリエチレンラミネート
アルミ箔
ポリエチレン層

(内側、ジュースなど)

と言う感じになってるんだそうです。

単純に言うと普通のやつよりも
アルミ箔が増えている。

これが重要なところ。

結局は飲み物の劣化は酸素による
酸化劣化が一番良くないわけで

その気体を遮断できれば
品質は長期間保たれるというわけ。

これで行くとアルミ箔が透過率が低い。

水分を逃さないだけならポリエチレンでも
大丈夫なんですが酸素は厳しい。

だからアルミ箔を間にはさむ。

これで水分も気体も密閉されて
ジュースの品質は変わらないわけです。

気体が入ってこないのですから
細菌も入ってくることはない。

充填するときに滅菌消毒は当然で
その後も最近は入らない。

だから防腐剤や保存料は要らない。

パックしたときの品質をそのまま
保つことが出来るということです。

紙パックのアルミ箔を貼合する技術について

ここからは余談です。

今回紹介したロングライフパック
技術的には難しいのでしょうか?

管理人の感覚からすると実は
紙とアルミ箔の貼合は古い技術。

一般的にはホイル紙と呼ばれます。

よくよく考えてみると折り紙とか
「銀紙」はホイル紙なんですよね。

昔のキャラメルとかタバコの包装とか。

湿気を嫌うものに対して使われていました。

ホイル紙がいつから製造されていたのか?

なんと1930年、昭和5年だそうです!

これがタバコ、ガム、キャラメルなどの
包装用の銀紙になったんですね。

管理人は子供の頃にあったとは
思ってましたけど昭和初期とは。

これからするとアルミ箔を紙に
貼合するのは古い技術なわけです。

簡単か難しいかと言われたら
それなりに難しいでしょうけど

もうずいぶん前に確立された技術で
めずらしいものではないということです。

このロングライフパックは結局のところ
紙にアルミ箔を貼合してその両面に

ポリエチレンラミネートをするとか
ポリエチレンフィルムを貼合するとか

そういう方法で製造ができますので
包装容器としては古い技術の応用ですね。

ポリマーのフィルムは色々あっても
性能とコストを考えると銀紙がいい。

枯れた技術の水平思考という
横井軍平氏の言葉がありますが

これを見ているといかにも
そんな感じがします。

ロングライフパックのメリット

このロングライフパック、
紙パックとしては高くなる。

牛乳やジュースなんて単価が安いので
こういうところは削りたいはず。

しかしなぜそんな紙パックが使われるのか?

これには理由があるようです。

大きなのは賞味期限の問題。

結局、賞味期限が短いと
大量に破棄される食品が出る。

紙パックのコストと廃棄のコスト
これを天秤にかけると

紙パックにコストが掛かっても
廃棄量が減ったほうが得なんですね。

管理人も一人の消費者として
もったいないと思いますし。

開封してしまえばさっさと
飲まないといけませんが

せっかくの商品を廃棄するのは
あまりにももったいない。

別に危険な添加物も入ってないなら
ロングライフパックの方が合理的。

なにより食べ物を粗末にするのは
気がひけるんですよね。

ロングライフパックのリサイクル

これはかなり難問なんだそうです。

アルミ箔が貼っている紙というのは
基本的にリサイクルできません。

アルミ箔が邪魔なんですよね。

ポリエチレンラミネートも
あまり好ましくありません。

アルミもポリエチレンも
紙の原料にはなりませんから。

元製紙会社社員としては
こんなもの持ってくるなといいます。

できれば燃やしてくださいと。

ただし。

製紙会社によってはロングライフパックを
リサイクルできる技術を持っています。

こういうややこしい古紙を専門に
扱っている会社があるんですね。

それでティッシュペーパーとか
トイレットペーパーを作っています。

だからこの分別に関しては各自治体の
指示をよく確認したほうが良いでしょう。

なお、一般の牛乳パックとの違いは
内側が銀色かどうかになります。

一般の牛乳パックは内側が白
ロングライフパックは内側が銀色。

ここで見分ければいいと思いますね。

このリサイクルに関してはできれば
燃えるゴミに出してほしいのが本音です。

LL紙パックリサイクル推進研究会
というのもあるようですが

これをリサイクルさせるのはかえって
コストが掛かるのではと思いますね。

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管理人のまとめ

今回は、紙パックジュースの賞味期限が
普通より長いのがある理由というお話でした。

結論から言うと、技術的には一般の
紙パックにアルミ箔を1層増やして

酸素を透過させないようにすることで
飲み物の劣化を防ぐ、ということでした。

また、経済的な理由としては
賞味期限が長期になれば

廃棄される食品の量が減るので
トータルでコストが安くなる。

多分、これが大きいと思います。

なお、ロングライフパックの技術自体は
古くからあるもので難しくはなさそう。

ただ、リサイクルに関してはアルミ箔と
ポリエチレンがあるので難しい。

実質的には焼却処分でしょう。

リサイクルで使いこなす会社も
ありますがそれは少数派。

そう簡単にはリサイクルは
進まないのではないかと思います。

この記事が、紙パックジュースの
賞味期限を考える参考になればと思います。

食べ物は大切にして下さいね!

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