感熱紙の注意書きについて。保管に関する問題はなにがある?

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感熱紙 注意書き

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、感熱紙に注意書きがあるが保管に
関する問題はなにがあるのかというお話。

感熱紙、最近個人的に使う
機会は減っていると思いますが

レシートとしてもらうケースが
ものすごく増えたと思います。

昔は、感熱紙と言えばワープロ用紙で
使われていて個人でも購入しましたが

今やワープロがなくなったし、
個人用の感熱プリンタもありません。

FAXも感熱紙でしたけどなくなりました。

使われる紙はほとんど普通紙だし
FAX自体が激減してますし。

こんな感熱紙ですが感熱紙を
保管するには注意が必要です。

感熱紙の場合は白紙も
印刷後も注意が必要。

ということで。

この記事では、感熱紙
保管時の注意点について

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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感熱紙の注意点。保管は冷暗所で

結論から言うと、感熱紙は発色しやすい紙。

そしてまた印刷後は印字が消えやすい紙。

そのため、どちらの場合も
注意して保管する必要があります。

白紙の場合でも印字後の場合でも
注意点は共通しています。

まずはっきりしていることは感熱紙は
熱がかかると発色すること。

もちろん、常温で発色したりしませんが
たとえば車のダッシュボードの中。

これは夏場だと下手をすると60℃を
超えることがあるんですよね。

一方感熱紙の発色温度は
55℃-60℃に設定されてます。

だから、レシートを財布に入れたまま
その財布を車のダッシュボードに放置。

これが夏場だとレシートの印字が
真っ黒で見えない可能性があります。

もちろん、感熱紙も技術が進化しているので
もっと高温でも大丈夫なものもありますが

昔からある感熱紙はだいたい60℃程度で
発色しますからやばいですよね。

これは個人的に使用する
白紙の感熱紙も同じことです。

だから、間違っても重要な書類を
暑い場所に置かないこと。

管理人がやりそうだと思うのは
家電製品を購入したときの保証書。

あれはお店によっては感熱紙。

だからそれを車で自宅に
持ち帰るときとか気になります。

それから、ガソリン代を交通費で
申請するときのレシートとかですね。

車の中で受け取ってダッシュボードに
入れっぱなしにしてしまうとか。

大丈夫なことのほうが多いと
思いますが発色は気になります。

こんな感じで、暑いところに
置き忘れないようにすること。

スグに使う用事がないなら
冷暗所といっても涼しい部屋で

バインダーとかファイルにとじて
保管するのがいいと思います。

白紙なら机の引き出しとか
暗くて涼しいところですね。

白紙が使えなくなるのも困りますが
レシートが消えるのはもっと困ります。

十分注意して欲しいところです。

感熱紙の注意点。化粧品やアルコールに触れないこと

これも結構重要です。

特に女性ですね。

感熱紙は熱でロイコ染料が溶けて
化学反応で発色する仕組み。

しかし、染料は熱でなくても
溶ければ発色します。

だから、このロイコ染料を溶かす
薬品が感熱紙に触れると黒くなる。

どんな薬品がありますか、というと
たとえばアルコールとかアセトン。

それからアルカリにも弱いです。

アルコールは分かると思います。

アセトンはたとえば除光液。

マニキュアを落とすときに
使うやつの成分のひとつ。

アルカリは、たとえば虫刺されのときに
「キンカン」を塗ったりしましたが

アンモニア臭のするものは
完全にアウトです。

感熱紙によってはオーバーコートといって
少々薬品に触れても大丈夫なものもあります。

しかし基本的には薬品には弱い。

だいたい濡れることを想定していませんから
水でも濡らしてはいけないということです。

白紙を除光液の付いた手で触って
発色しても紙がダメになるだけですが

領収書として使うべきレシートが
発色すると洒落になりません。

くれぐれもぞんざいに扱わないことです。

感熱紙の印字は経時変化や光に弱い

これは印刷された感熱紙の場合ですが。

印字部分は経時変化や光に弱いです。

経時変化は感熱紙によって
非常に差がありますが

基本的に長期保管には向かない
と考えておいたほうが良いでしょう。

ロイコ染料は顕色剤と反応して
発色するんですがこれは可逆反応。

時間が経つと元に戻ってしまう
という性質があるんですね。

だから、時間が経つと白くなる。

技術が進化しているので今は
10年持ちますと言われてますが

古いタイプの場合は半年も
持たないものさえあります。

普通に考えて品質改善されたものは
値段が高いわけでコストを考えると

昔のタイプでいいという
選択をするお店もある。

だから最近もらったレシートだから
大丈夫ということではないです。

それから、感熱紙の印字は
染料なので光には弱いです。

特に紫外線、実質的には太陽光ですね。

屋外に晒しておくのは良くない。

染料が光で壊れて白くなります。

これも紙によって差はありますけど
保管するにはよろしくない。

だから、冷暗所保管が良いです。

光に関しては普通にバインダーにでも
とじておけば大丈夫だと思いますが。

印字された感熱紙の長期保管はデータ化

白紙の感熱紙の場合は保管といっても
冷暗所に保管して早めに使い切るくらい。

しかし、印字された感熱紙の場合は
感熱紙のまま保管するのは難しい。

管理人としてはコピー機でコピーするか
スキャンしてデータ化をおすすめします。

スキャナーがなければスマホで
写真を撮るでもいいでしょう。

出来れば両方やっておくのが良いです。

もちろん、そこまでする必要がある
書類についてだけですが。

なおコピーについてはトナー式の
普通のコピー機を使うこと。

インクジェット式の場合はインクジェット
インクの耐久性が低いのでイマイチです。

それとデータで残しておけば経時変化で
劣化しませんから内容は確認できる。

感熱紙のレシートの実物ではないですが
実物は経時変化で消えますからね。

管理人的にはスマホで写真に
撮るのがお手軽な気がします。

レシートとか領収書はその場では不要と
思っても後から必要になる事がある。

そういう意味でも用心したほうが
良いかなと思いますね。

管理人のまとめ

今回は、感熱紙に注意書きがあるが保管に
関する問題はなにかというお話でした。

感熱紙の場合は白紙でも印字後でも
冷暗所保管がいいということでした。

特にレシートを夏の車中などに
忘れると発色することがある。

こういう暑いところに放置しないこと。

それから感熱紙は薬品に弱い。

アルコール、除光液のような
アセトン等の溶剤が含まれるもの

アルカリ性の薬品などは感熱紙の
染料を溶かすので発色する。

だから化粧品などがついた手で
安易に触れないほうが良いです。

あとは、経時変化で印字が消えるのと
光に当たると染料が壊れて印字が消える。

結局は冷暗所保管をしましょうということ。

なお、レシートなどの重要な書類は
コピーするかスキャンするとか

写真に取るとかしてデータ化して
保管しておくと安心でしょう。

いずれにしても感熱紙の長期保存は
出来ないと考えて対応したほうが良い。

技術は進化していますが原理的に
経時変化で消えるものですから。

この記事が、感熱紙の保管に関する
注意点の参考になればと思います。

感熱紙は正しく扱って下さいね!

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