チケットが感熱紙のときに文字は消えるのか?その保管方法は

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感熱紙 注意書き

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、チケットが感熱紙のときに文字は
消えるのか、その保管方法は、というお話。

管理人はコンサートとか行かないですが。

母親は浪曲を聞きに行ったりしてますね。

大阪だと文楽劇場とか繁昌亭とか。

平日に行くので老人ばかりだそうです。

自分も仲間なんですけどね。

それはそうとして。

そういうところに入るためのチケット
今は感熱紙が多いみたいですね。

確か、前売り券をセブンイレブンで
購入してましたけどそれが感熱紙。

ネットで予約するので一枚ずつ個別に
印刷できるのが合理的なんでしょう。

それで、このチケットを記念に保管したい
という場合にどうすればいいか?

ということで。

この記事では、チケットが感熱紙のときに
文字は消えるのかと保管方法について

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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チケットが感熱紙のときに文字は消える?

結論から言うとチケットが感熱紙だと
文字は消えると思ったほうがいいです。

それでどの程度長持ちするかは
その感熱紙の品質によります。

感熱紙ですから、見た目は白い紙で
品質の違いなど区別は付きません。

しかし、見た目は同じでも中身の薬品とか
何層塗工かとか品質設計は全く違います。

だから、それぞれ感熱紙としての
保存できる期間は違うのですが

残念ながらその品質をユーザーが
知る方法はないんですよね。

製造している側はこの紙なら
10年持ちますとか分かるでしょう。

しかし、使っている人やチケットを
もらった人にはそれは分からない。

コンビニの人がメーカーに問い合わせれば
分かるでしょうけどそこまでしませんよね。

だから、感熱紙の印字は消えると
思っておいたほうが良いです。

自分で確認して使っているならともかく
チケットなんかだったらなおさらです。

感熱紙は基本的に経時変化で文字が
薄くなるのは間違いないのですから。

でもそのチケットは記念に保管したい
というならどうすればいいでしょうか?

チケットが感熱紙のときの保管方法

ここまで、チケットが感熱紙なら文字は
消えると思ったほうが良いとお話しました。

ではどうやって保管するのがいいか?

まず言えることはオリジナルは
消えるのでコピーをとるべきということ。

本来はオリジナルが消えない方法が
あればいいのですがそれは難しい。

感熱紙のインクというのは原理的に
経時変化で薄くなっていくんです。

化学反応で発色しているのですが
それが経時変化で戻ってしまうんです。

だからコピーを取るしかない。

それで、その方法なんですが。

ここでコピーと言いましたが紙にコピー
だけではなく写真とかスキャンとか

そういう方法も含めてコピーと
考えたいと思います。

この場合なんですけど。

管理人のおすすめは
紙ならトナー式のコピー。

レーザープリンタでもいいです。

できれば写真やスキャンによる
データ化と両方がいいですね。

その理由をお話したいと思います。

まず紙のコピーの方なんですが
これはトナー式がいいです。

最近はインクジェット式のコピーもありますが
インクジェットインクは耐光性が低いんです。

特に、家庭用の水性インクは
染料系なので耐光性が低い。

顔料系のインクジェットインクも
ありますが家庭用は数が少ない。

耐光性が低いというのは結局
長持ちしないということになる。

それでは感熱紙を持っているのと
変わらないということになります。

何のためのコピーだよ、ってことですね。

一方のトナー式の場合はインクが
粉体顔料ですから耐光性がいい。

少なくとも染料より遥かにいいです。

特に黒色は基本的にカーボンブラックで
墨と同じようなものですから耐光性がいい。

5年や10年で消えることはないでしょう。

ただし、カラーレーザーの場合、
カラーの部分は色素が退色するかも。

これはチケットのデザインにもよりますね。

それと印刷する紙は普通の
コピー用紙がいいです。

白い格安のコピー用紙で十分。

紙としては中性紙で劣化が少ないのは
市場で十分実績がありますから。

あと、紙にコピーして保管するときは
ポケットファイルなどに入れて

なるべく風通しのいい冷暗所というか
快適な部屋で保管するのがいいです。

一番良くないのは光と湿度ですから。

紙にコピーして保管するのはこんな感じ。

もう一つは写真やスキャンでのデータ化。

一番手軽なのはスマホで撮影ですよね。

これを手元に持っておけば
いつでも見ることが出来る。

データがどこかクラウドに
アップされていれば印刷もできる。

スキャンしてパソコンに取り込んでおけば
画面で確認もできるし印刷もできる。

パソコンを持っていないならスマホ撮影。

自宅にプリンタがなくてもコンビニで
出力できるしスキャンも出来る。

USBメモリが必要な場合もありますけど。

紙だけだと経時変化が気になりますが
データ化しておけば再度印刷もできる。

重要なものならメリットは大きいです。

ただし、データ化した場合はデータの管理を
きちんとしないと紛失することがあります。

また、電子機器の進化に合わせて
使える形で残さないといけません。

そこはちょっと面倒かもしれませんが、
こればっかりは自己責任ってやつですね。

管理人のまとめ

今回のお話は、チケットが感熱紙のときに
文字は消えるのか、その保管方法は、でした。

結論からいうと感熱紙の場合は文字が
消えると思って保管したほうが良い、でした。

実際のところは感熱紙も品種によっては
文字が長持ちするものもあるんですが

それは見た目では分かりませんので
消えるものだと思ったほうがいいということ。

保管方法としては、紙で保管するなら
普通紙にトナー式のコピーをする。

できれば写真撮影かスキャンして
データ化もするのがおすすめです。

モノクロコピーなら5年や10年持ちますが
カラー部分はそこまで持たないかも。

だから出来ればデータ化もしておきたい。

そうすれば劣化はしないし
いつでも印刷できますから。

ただし、紙で保管するにしても
データで保管するにしても

紛失しないようにきっちり
保管をしないといけない。

特にデータは劣化しませんが機器が
進化していくのでそれに合わせて

アップデートしておかないと
見られないということになるかも。

ここは自己責任でやるしかない。

それは面倒だとは思いますけどね。

この記事が、感熱紙のチケットを
保管する参考になればと思います。

記念のチケット、大切に保管して下さいね!

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