日本の紙の生産量は世界で何位か?中国、米国に次いで3位!

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 10 分で読めます。

日本の紙の生産量

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、日本の紙の生産量は世界で何位か?
中国、米国、に次いで3位というお話。

管理人は元製紙会社社員で、とにかく
たくさん紙を作れというのが命題でした。

技術開発部門にいると品質第一だし、
一般的には安全第一ですけど

現実の現場では何が何でも生産第一、
とにかく速くたくさん作れでしたね~

それはそうとして。

紙の生産量というか消費量は文化の
バロメーターと言われているようで

だいたいGDPと比例している
ということになっています。

各国の紙の生産量や消費量は
日本製紙連合会HPに出てますね。

日本製紙連合会HP

日本製紙連合会 | 製紙産業の現状 | 世界の中の日本
日本製紙連合会 製紙産業の現状 世界の中の日本ページ

これをみると2017年の統計では
日本は中国、米国に次いで3位。

経済発展が著しい中国が米国も
追い抜いて1位になっているんですね。

これは人口の違いが大きいでしょうけど。

しかし問題は紙の消費量がずっと
文化のバロメーターなのかということ。

本当に今後もそうなのか?

管理人的にそのあたりをどう考えて
いるかについても少しお話したいかなと。

ということで。

この記事では、日本の紙の生産量は
世界で何位かということについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

日本の紙の生産量は世界で3位

すでにお話したように日本の紙の
生産量は世界で第3位です。

相当なものですよね。

管理人のイメージでは米国が1位かと思って
いたんですがすでに中国に抜かれてました。

中国の経済発展の凄さを感じます。

まあ、製紙会社の場合は後発のほうが
最新鋭の大型マシンで生産するので

生産量に関しては有利になりやすい
というのはあるんですけどね。

ただし。

この統計、一人あたりの消費量
となると話は違ってきます。

2017年の順位は以下の通り。

  1. ベルギー
  2. スロベニア
  3. ドイツ
  4. オーストリア
  5. 米国
  6. アラブ首長国連邦
  7. 日本
  8. フィンランド
  9. ニュージーランド
  10. 韓国

一人あたりだと米国は5位、日本は8位。

1位はベルギーなんですね。

欧州が多いですがフランスや
イギリスはトップ10に入ってません。

アラブ首長国連邦が6位は意外です。

こうしてみると文化レベルが高いとか
比較的政情が安定しているとか

そういうことが紙の消費量には
影響するのかもしれませんね。

紙の消費量は今後も文化のバロメーターになるのか?

ここからは余談です。

さて、紙は文化のバロメーターと言われます。

実際に紙の消費量の多い国は
それなりに文化水準が高い。

特に一人あたりの消費量が高い国は
教育水準も高いような気がします。

でもこれはこれまでのお話。

結局、文化レベルが高いということは
情報が伝達しやすいことなんでしょう。

かなり大雑把に言ってますけど。

もしもそうなら、紙はとても重要。

契約社会なら紙なしには成り立たない。

教育は本がなければ出来ない。

文書主義と言われたりしますが
仕事は紙がないと進まない。

特に組織で実施する仕事は
文書による確認が何より重要。

会社の経理だって帳票がなければ
お金の動きが分からない。

開発部門でも紙にアイデアを書いて
可視化することがとても重要。

とまあ、情報伝達における紙の
重要性はきりがない訳です。

しかし。

IT化なんて言ったら今更ですが
どんどんと紙は不要になってます。

今どき、税務署でさえ電子申告の時代。

税務署って役所の中の役所、
みたいに思ってましたけど

そういうところでさえ紙をやめて
電子化しようということになってる。

納品書や発注書を紙でやりとり
することはまだまだありますけど

それもかなり形骸化していて
事実上はメールで確認できる。

会議をするときにレジュメは紙でしたが
今はパワーポイントでプレゼンしている。

日本は遅れてましたけど
それでも今はパワポでしょう。

紙の資料は配布されることはなく
PDFで別途配布するとか

紙が必要なら各自プリンタで
印刷して下さいとなっている。

本に関しては劇的に変わっていて
電子書籍が相当増えています。

紙の本でなければいけない理由はない。

情報を仕入れるという意味では
電子書籍のほうが効率がいい。

新聞もネットを見ればいいじゃないか
ということで紙は不要になってきている。

銀行の通帳も紙を止めて
WEB通帳を勧めている。

ちょっと考えただけでも
紙は不要になっています。

新聞や本は紙じゃないと
読んだ気がしないという人や

通帳が紙じゃなかったら
信用できないという人、

会議の資料は紙でもらって
メモしないと分からない人。

そういう人は紙が必要でしょうが
だんだんと減っていくのでしょう。

管理人の感覚では子供の頃にファミコンで
遊んでいた世代以降は紙はいらないかなと。

ファミコンは1983年発売ですから
2019年時点で36年目。

ということは平成元年よりちょっと
前に生まれた人になりますね。

もうこの世代になると情報取得が
モニタで問題ないということになる。

管理人は初期のドラクエとか
メモ取りながらやってました。

でも、子供の頃からモニタを見ている
人はそんなことしないでしょう。

多分、モニタで読んで頭に入る。

時代が進んで今はスマホの時代。

メモするにしてもスマホでやるわけです。

そうなると本当に紙はいらない。

確かに、スマホは電池が切れると
無用の長物になってしまいます。

そういうときに紙は便利でしょう。

しかし、そんなケースがどれほど起こるか?

実際にはほとんど起こらない。

もしも壊れそうになったらデータを
引き継げばいいだけのこと。

紙にメモしていて紛失するのと同じ。

このことだけを取り上げてスマホだけだと
不安というのはちょっと違うでしょう。

管理人は古い人間なのでやっぱり
紙があったほうが安心です。

しかしもう紙がなければという
世代はいなくなるんだと思います。

なので。

紙は文化のバロメーターというのは
そろそろ終わりかなと思いますね~

ただし。

物流に置いてはちょっと違います。

通販が増えて段ボールが増えたら
紙の使用量は増えていく。

情報は電子化出来ても物自体は出来ません。

今現在も段ボール原紙が高騰して
驚くような値段になってますけど

この部分に関してはペーパー
レスにはならないでしょう。

今のところ、段ボールに代わる
ものは出てきてませんからね。

物流も文化水準の高さを
示すと考えられますから

新聞、出版、オフィスの文書が減っても
紙は文化のバロメーターかもしれません。

ティシュペーパーとかトイレットペーパーも
ありますけどこれは行き渡ると頭を打つ。

人口の問題になりますからね。

ここはもう先進国と呼ばれる国では
すでに行き渡ってる気がします。

色々お話しましたがもうそろそろ文化水準を
紙の消費量で測る時代は終わる気がします。

管理人のまとめ

今回は、日本の紙の生産量は
世界で何位かというお話でした。

結論から言うと中国、米国に次いで3位。

2017年の統計です。

管理人は日本が中国に抜かれたのは
分かってましたけど中国がすでに

米国を抜いていたことを
知りませんでした。

こう考えると現時点では紙は
文化のバロメーターなんでしょう。

経済発展と紙の生産量や消費量は
相関関係がありますからね。

ただ、今後もその相関関係が
続くかと言うとそれは疑問。

もう紙がなくてもスマホで
いい人増えてますし。

先のことは分かりませんが
管理人としては紙に生き残って欲しい。

そういう最後の世代なのかもしれませんが。

この記事が、日本の紙の生産量
の参考になればと思います。

紙、大切に使って下さいね!

(参考)
こんな記事も読まれています。

半紙の由来とは何か?杉原紙という和紙を半分に切ったから!
https://kamiconsal.jp/hansiyurai/

紙は何からできている?木材や古紙のパルプと灰分がメイン!
https://kamiconsal.jp/kaminanikaradekiteiru/

CDジャケットを光沢紙で作りたい!自主制作なら何を使う?
https://kamiconsal.jp/cdjaketkotakusi/

タイトルとURLをコピーしました