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シールを貼る紙の名前は何?シートで入手できるのか?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回はシールを貼る紙のお話です。

子供ってシールが好きですよね?

自分も子供の頃は雑誌の付録の
キャラクターシールを家中に貼ってました。

家の壁とかふすまとか本棚とか。

母親には怒られてましたね。

とにかく手の届くところに
シールを貼ってしまうんですから。

そのうち親に貼ってもいい場所を決められ、
他の場所には貼らなくなりましたが。

こういう子供の習性のようなものは
時代が変わっても変わらないんでしょうね。

家中にシールを貼られて困るんだけど、
貼るなと言ってやめることもない。

それならシールを貼っても
すぐに剥がせる場所を作ったらどうか?

あのシールの台紙の紙に貼ってもらえば
すぐに剥がせるのでは?

あの頃の自分の母親と同じように
困っているお母さんのために、

この記事では、シールを貼る紙の名前、
入手方法や特徴などをお伝えします。

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シールを貼る紙の名前は剥離紙

シールを貼る紙の名前は
剥離紙(はくりし)といいます。

セパレーター、シール台紙とも呼ばれます。

剥離紙として楽天やアマゾンで
普通に売っています。

シールを貼ったり剥がしたりするけど、
きれいに保管もしたい。

それならシール帳という手もあります。

剥離紙がノートになっている感じですね。

子供の性格にもよると思いますが、
シール帳で遊んでくれればラッキーかなと。

そうすれば家の中にシールを貼りまくる、
というのはなくなるでしょうから。

かわいいキャラクターのシール帳に
大人がハマるかも知れませんけどね。

それはそれで面白そうだとしても、
わざわざ剥離紙を買うのはもったいない。

そう思う人もいるでしょう。

そんなに剥離紙の枚数は要らないとか。

そんな場合は普通のシールの捨てる
台紙の方をとっておくのが良いと思います。

本や雑誌の付録にシールがついているなら、
その台紙の方も捨てずに使いまわしする。

宛名シールやラベル印字用のラベルなどの
台紙も使いまわし出来るでしょう。

剥離紙は捨ててしまう紙なので
普段の生活では気にしないと思います。

しかし気をつけてみれば
意外に身近にあるものなのです。

シールを貼る紙 剥離紙の特徴

ここからは元製紙会社社員として
お話をさせて下さい。

実は剥離紙については色々と勉強しました。

まず分かりやすいのは色でしょうか。

大きく分けて黄色、青、白があるんですね。

自分はそれぞれ黄セパ、青グラシン、
白セパと呼んでいました。

色によって用途が若干違っていましたね。

黄セパは色上質紙(クリーム)で
紙厚が厚く手貼りに使うことが多い。

青グラシンは青色のグラシン紙で
紙厚が薄く機械貼りに使うことが多い。

白グラシンは白色のグラシン紙で、
紙厚が薄い。

プリンタで印刷される
宛名用ラベルにも使われる。

そんな感じでした。

たぶん普通に暮らしていて目にするのは、
黄セパか青グラシンのシールだと思います。

このなかで使いまわししやすいのは黄セパ。

手で貼ったり剥がしたりすることを
想定して剥離紙が設計されているからです。

人が手で扱いやすいように
紙を厚くしているとかそういうことです。

一方青グラシンや白グラシンの場合、
紙厚は薄いです。

これらは機械で加工することが多く、
その段階では巻取りになっている。

だからなるべく沢山巻きたいんですね。

巻取りの直径が同じなら紙が薄いほうが
沢山巻けて効率がいいわけです。

もう一つ剥離紙には重要な特徴があります。

それはキチンと剥がれること。

当たり前なんですがこれが結構難しい。

剥離紙に塗布する剥離剤を間違えると
トラブルが発生するんです。

どういうことか。

剥離紙には剥離剤として、
だいたいシリコーン系剥離剤を塗布します。

このシリコーン系の剥離剤にも
色々種類があるんですよね。

たとえばシールを台紙から剥がす場合。

剥がす時の抵抗感が強い時と
スルッと剥がれる時がある。

自分たちは剥離が重いとか軽いとか
表現してました。

この剥がすときの抵抗感である
剥離力をコントロールしないといけない。

手で貼ったり剥がしたりするシールは、
剥離紙の剥離力がある程度重い方がいい。

剥離が軽いと剥がす必要のないシールまで
剥がれて来たりして都合が悪いんですね。

機械で貼るシールは機械によって
剥離力がどの程度と決まっている。

だからそれに合わせないといけない。

剥離が重すぎてきれいに剥がれない、
そういうトラブルもあります。

機械で自動的にシールを貼っている時に
トラブルが起こるとこれがまた大変。

場合によっては製品に対して
シールの貼り直しが数千個とか。

ちょっと思い出したくない話ですね。

そういうことで
黄セパは手貼りに使うから剥離は重く、

グラシンは機械貼りが多いので、
軽めのシリコーンを選ぶとかやってました。

剥離力のコントロールに関しては、
製造条件も色々あったと思います。

シリコーンに添加する白金触媒の量だとか、
塗工量だとか乾燥温度とか。

なかなか難しい調整をしてたと思います。

他にはカール対策なんていうのもあります。

カールというのは紙が反るということです。

シールの上紙がフィルムのときに
よくカールしてました。

湿度変化でカールするんですね。

理由は簡単。

シールになる方のフィルムは
湿度の影響をあまり受けません。

しかし剥離紙は紙ですから、
湿度が高いと伸びるし湿度が低いと縮む。

この場合上紙のフィルムは動かないのに
剥離紙は伸び縮みするのでカールする。

またこの対策が相当厄介でした。

自分が担当していた間は剥離紙の
裏面からの吸放湿を止められなかった。

フィルムラベル用の剥離紙については、
自社開発は諦めて購入しいたと思います。

もうちょっと剥離紙の製造に関して
話をさせて下さい。

自分が関わっていた頃はトルエン溶剤に
シリコーン系剥離剤を溶かしたものを、

剥離剤としてグラビアロールで
塗ってました。

防毒マスクはつけてましたが、
有機溶剤の中で作業でとても体に悪い。

見た目はきれいなようでも、
使っている薬品は身体に悪かったんですね。

今はそんな環境も改善されているはず。

技術も進歩してますからね。

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管理人のまとめ

ここまで剥離紙について
お話をさせてもらいました。

自分は結構剥離紙に思い入れがあるんです。

担当者として結構関わったにも関わらず、
結局うまく行かなかった仕事だったので。

剥離紙なんて捨てる紙なんですが、
実は技術的には難しい紙。

しかも場合によっては上紙より
コストがかかっていたりするんですね。

またシールは上紙だけでは成り立たない。

お子さんがキャラクターシールで
遊べるのも剥離紙があるから。

剥離紙がないとあんなに手軽に
シールを剥がしたり貼ったり出来ません。

自分の本音としては。

剥離紙はなにかと便利ですから
捨てずに使いまわしをして欲しい。

しかし子供が遊ぶならシール帳を買って、
好きなだけシール遊びをさせて欲しい。

できれば親子でシール遊びを
楽しんで欲しいです♪

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