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資源ゴミの紙は雨に濡れても大丈夫?基本的にリサイクル可!

資源ゴミ 紙 雨

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、資源ゴミの紙は雨に濡れても
大丈夫か?というお話。

管理人も資源ゴミの回収ということで
子供会なんかで古新聞を出したりします。

でも雨が降ってるときに出して
紙が濡れても大丈夫なのか?

せっかく出している古新聞が
リサイクルされなかったらどうしよう?

そんなことを思う人もいるでしょう。

元製紙会社社員の立場から言うと
少々雨に濡れたくらいは大丈夫なんです。

回収された古紙はどうぜ水に溶かして
古紙パルプになるんですから。

しかし、実際には各自治体で
取り扱いが違います。

雨にぬれても大丈夫というところもあれば
雨の日は出さないで、というところもある。

この対応は住んでいる地域によって違う。

だから雨が降っている日に
資源ゴミの紙を出していいのか?

という疑問に対しては各自治体のHPなどで
確認してそれに従う、というのが正解です。

ゴミの回収は各自治体の管轄なので。

それにしても。

なぜ資源ゴミの紙が雨の日に回収出来る
自治体とそうでないところとがあるのか?

この記事では資源ゴミの紙が濡れても
大丈夫な場合とダメな場合について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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資源ゴミの紙が雨に濡れてもいい理由とダメな理由

古紙パルプが雨に濡れても大丈夫
という理由を考えるために

古紙パルプの製造方法について
少し説明したいと思います。

古紙パルプはDIP
(deinked pulp、脱墨パルプ)

とも呼ばれますが回収された紙は
まずアルカリ水溶液で溶解されます。

このアルカリは苛性ソーダとか
水酸化ナトリウムと呼ばれるもの。

この時点で雨に濡れているかなど
全く関係なくなります。

DIP製造の最初の工程で大量の水で
紙をドロドロに溶かすわけですから。

ここで異物を除去してパルプになったら
脱墨工程という工程でインクを除去します。

ややこしいことをやってるみたいですが
汚れた服を洗濯するのと同じです。

服についた油汚れを強力に
選択しているようなものです。

実際には界面活性剤を使いますが
ようするに洗剤ですね。

そこで大まかにインクを除去したら漂白。

回収古紙は色のコントロールは出来ませんから
色が白かったり黒かったり色調が色々。

だから漂白して白さを調整するんですね。

漂白は基本的に還元漂白で
過酸化水素(H2O2)が使われます。

過酸化水素単独で使うより少しでも
効率が上がるように助剤も色々入れます。

大雑把にはこんな感じで
古紙パルプが製造されます。

紙を溶かして異物を除去して
インクを除去して漂白する。

この工程はずっと水中で実施されます。

だから元製紙会社社員の立場では古紙が
少々雨に濡れても大丈夫と言ったわけです。

ただし。

回収された古紙が濡れている
だけならいいのですが

濡れたまま長期間放置されて
カビがはえていたら使えません。

さすがにカビがはえている原料を
わざわざ使う人はいないですから。

自治体で対応が違うのは
このあたりが理由かなと思います。

カビが生えていたって強アルカリで
洗浄するなら大丈夫じゃないか、

と思う人がいるかもしれませんが
残念ながらそうではありません。

製紙会社にとって微生物は強敵で
抄紙工程でスライムが発生すると

製品がNGになってしまいますから
危険なことは少しでも排除したい。

管理人は古紙にはえているカビが原因で
製品がNGになった経験はありませんが

何もわざわざ危険な感じがする原料を
使わなくてもいいだろうと思いますし、

管理する立場だったら
そんな原料受け入れないでしょう。

資源ゴミの紙が使えなくなるケース

資源ゴミの紙が雨に濡れてカビが生えると
さすがにそんな原料は受け入れられない。

誰でもそんなものは焼却処分すると思います。

ではなぜそんなものが発生するのか?

ここからは推測ですが。

ひとつは回収業者が製紙工場に
運び込むまでの時間が問題だと思います。

当然のことながら回収して数日内に
製紙工場に運んで処理されれば

カビだとかそういう問題は
発生しないわけです。

しかし、数量がまとまらないとか
価格が折り合わないとか

何らかの理由で製紙工場での処理が
遅くなればカビが生えるかもしれません。

それからもうひとつ。

受け入れる側としての問題は
濡れた紙は重くなるということもあります。

どういうことかというと
古紙は重量で取引されますから

水分が入って重くなっている紙を
買うのは損するわけです。

少々濡れたくらいで重さが変わるとは
思いませんが嫌なことは確かですね。

古紙原料はとにかく安く買うことが
使命ですからちょっとでも損したくない。

これは本当にせこい話で
管理人の推測でしかないんですが。

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管理人のまとめ

今回は資源ゴミの紙が濡れても
大丈夫なのかというお話でした。

元製紙会社社員の立場から言うと
少々雨に濡れても大丈夫。

しかしながら古紙回収については
各自治体で扱いが違うので

必ず各自治体に確認をして下さい
ということでした。

この記事をきっかけに資源ゴミの出し方を
確認していただければうれしいです。

資源ゴミは正しくリサイクルして下さいね!

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