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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は残紙の読み方は「ざんし」。
主に印刷後に残った紙のことです
というお話。
残紙の読み方は「ざんし」。
特に変わったところもありません。
意味は残った紙。
そのままですね。
それで。
この残紙なんですが。
実はあらゆるところで発生します。
管理人は元製紙会社ですから
製紙会社でも発生を見てました。
紙管に残った紙も残紙と呼んでましたね。
紙管際残紙、みたいな感じで。
通常紙管の巻き始め部分は
使えないので残りますから。
印刷でも似たようなのがあります。
こちらも紙管際は使えない。
色んなケースがありますけどね。
たとえば紙管際はシワが入りやすいので
その部分は製品にならないからダメとか。
単純に製品にするには長さが
不足するので余ってしまうとか。
実際、製紙会社側は流れ不足は
クレームになるので余尺を付ける。
ちょっと長めに巻くんですよね。
だから印刷がドンピシャで出来れば
余尺の部分は残紙になるわけで。
それから印刷だと例えば平判で
四六判でも余白が多いこともある。
デザインによっては紙面の半分しか
印刷しないなんて言うのもあります。
そうすると余白を断裁しますけど
そういう部分も残紙になります。
これらの残紙、ほとんどは損紙。
基本はリサイクルされるんですが
なにか使えないかと考える人もいる。
そういう取り組みを見つけました。
ということで。
この記事では、残紙の読み方は「ざんし」。
主に印刷後に残った紙のことですについて
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
残紙の読み方は「ざんし」。捨てずに売る取り組みも!
管理人が調べたところでは。
この残紙を販売する会社があるんだとか。
3’412(ざんしじゆうに)
⇒https://zanshi12.thebase.in/
「残紙を、自由に」、という語呂合わせだとか。
座布団一枚、と言う感じですね。
名前の通り印刷で出てくる
残紙を売ってるそうで。
やっぱりもったいないと思うんでしょうね。
残紙を適当な大きさに揃えて
福袋的に売ってるのもありますね。
今までだとこういう取り組みがあっても
販売までには至らなかったでしょうが
そこは時代が変わってネットのチカラで
商売ベースに乗るようになったんでしょう。
印刷会社としても古紙として販売するより
手間を掛けてでも紙を販売したほうが得。
なによりもゴミが減るというのは
今の時代、アピールになりますから。
しかもこの商品、結構売れているとか。
紙で色々工作したい人が
意外と多いのかも知れません。
本来であれば廃棄するものが
ひと手間かけて商品になる。
紙以外でも色々出来そうですよね~
残紙の読み方は「ざんし」。新聞業界では押し紙
管理人、これは詳しくは知らないんですが。
新聞業界でも残紙があるそうで。
といってもこの場合は新聞販売店が
仕入れた部数と配布した部数の差。
押し紙ともいわれるらしい。
確かに売れずに残った紙だから残紙。
しかしこれ、あまりにも多いので
社会問題になったことがあったらしい。
今でも問題はあるんでしょうね~
新聞が好調だった時期からすると
今は完全に冬の時代ですから
見かけの発行部数を増やしたい
というのはわかる気がします。
製紙会社からすると新聞社は
最大の安定供給先ですから
もう少しうまくやってくださいと
思いますけど苦しいんでしょうね。
それにしても。
配布されない古新聞が出回るとは
なんとも虚しい気がします。
アマゾンでこんなのが売ってると。
親切堂 新聞紙 古新聞 ペット飼育 トイレシート 引っ越し 梱包 中敷 BBQ アウトドア 包装材 緩衝材 機械油 掃除用品【すべて未使用の予備紙、ボロボロごみ新聞一切なし】 (15kg)
まあ、使ってもらえるなら
いい方なんでしょうけどね~
管理人のまとめ
今回は残紙の読み方は「ざんし」。
主に印刷後に残った紙のことです
というお話でした。
管理人、残紙がもったいない
という気持ちはよく分かります。
製紙会社や印刷会社にいると
紙なんて散らばってますけど
一般家庭だとその紙の入手は
かなり難しいわけですから。
大量に使用されるコピー用紙とか
ノート用紙なら売ってますけど
色上質紙なんかだと高いし
普通のお店に売ってません。
そういう部分で
3’412(ざんしじゆうに)
なんていう取り組みは
うまくやった感じです。
これは自社サイトで販売できる
ネットの強みが出てますよね。
もう一つ紹介した新聞の残紙。
こちらは新聞が売れなくなって
なおさら社会問題化した感じ。
3’412(ざんしじゆうに)は
ネットのおかげで日の目を見て
新聞の残紙はネットのせいで
新聞が売れずに問題になる。
なんとも皮肉な取り合わせ。
時代の変化、怖いですね~
この記事が、残紙の読み方の
参考になればと思います。
残紙、うまく使って下さいね!
(参考)
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