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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、普通紙のFAX用紙はインクジェット
印刷でも使えるのかというお話。
管理人の家にもFAXあります。
もうそこそこ古いですけど。
まあだいたいFAXがまだある
という時点でかなり古いですけどね。
今は連絡はLINEやメールですから。
それでもFAXがゼロではなくて
たまに使うこともあります。
それで、このFAX、普通紙に
リボンで印刷するタイプなんです。
これ、インクジェットにも使えるのか?
ということで。
この記事では、普通紙のFAX用紙は
インクジェット印刷でも使えるのかについて
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
普通紙のFAX用紙はインクジェット印刷でも使える!
結論から言うと、普通紙のFAX用紙は
インクジェット印刷でも使えます。
10年以上前のインクジェットプリンタなら
使えなかったかも知れませんが
今のインクジェットプリンタは進化して
普通紙なら大抵問題なく使えます。
筆記用紙に使う上質系の
紙はだいたいOKです。
これは本当にインクジェットの進化で
インクやその吐出方法や吐出量が
うまく調整されるようになって
にじみにくくなったんだと思います。
コート紙のように塗工している
紙は無理だと思いますが
普通の上質紙ならなんとかなる
ということですね。
普通紙のFAX用紙も基本的に
上質紙ですから問題ない。
印刷してにじみまくるとか
そういうことはないと思います。
逆にインクジェット用紙を普通紙の
FAX用紙として使ったらどうか?
これも特に問題はありません。
管理人の家にあるFAXでは
インクジェットプリンタ用に購入した
普通紙をFAXにもセットしていますが
特に印刷トラブルはありませんね。
FAXの方はインクリボンで印刷なので
大抵の紙は大丈夫です。
インクリボンを直接紙に
押し付けるわけですから。
感熱紙のFAX用紙はインクジェットでは使えない
カット紙の普通紙であれば
インクジェットで使えるのですが
ロールタイプの感熱紙の場合は
インクジェットでは使えません。
このタイプは相当古いので
もう見かけませんが。
感熱紙は温度をかければ発色する
紙なのでそのため薬品を塗っています。
こういう塗工層はインクジェットの
インクの水分を吸収しないんですね。
だからインクがにじむというか
流れるような感じになります。
一般のコート紙でもそうなんですが
同じようなことが起こりますね。
ではこの感熱紙をコピーとか
レーザープリンタで使えないか?
これも無理です。
コピーとかレーザープリンタは
トナーを定着させるために
ドラムで熱をかけるんですがそれが
だいたい200℃だそうです。
一方感熱紙の発色温度は60-80℃。
印刷どころか真っ黒になる
可能性が高いです。
また、感熱紙に塗工している塗料が
コピー機のドラムにひっつくかも知れません。
そうなると故障の原因になります。
だからこれはうまくいかないと言うより
やってはいけないということですね。
インクジェットプリンタなら
故障までは行かないでしょうけど
コピー機やレーザープリンタの場合は
故障する可能性があるということです。
普通紙のFAX用紙と普通紙インクジェット用紙の違い
結局、普通紙ならFAXでもインクジェットでも
どちらでも使えますということのようです。
管理人の家ではにインクジェット
用紙をFAXに使っていますし。
品質的な違いで言うとインクジェットは
インクの定着剤を表面に塗布していること。
管理人が関わっていたときはインクが
流れないために定着剤でしたね。
紙の表面に表面サイズ剤として
澱粉を塗布するんですが
そこに定着剤を若干添加する
というような方法でした。
コート紙のように塗料を塗工する
ということではないので
かなり簡易的に抄紙の途中の
サイズプレスで塗ってました。
ただ、インクジェットプリンタの
性能が良くなったので
定着剤が入っていなくても
そんなににじまなくなりました。
もちろん水につけたりしたら
インクはにじみますけど
普通の状態で乾かせば
そんなに問題にはならないですね。
だから、普通紙の場合はコピーが
出来るように品質を設定すれば
インクジェットでも印刷できる
という感じになってると思います。
逆にインクジェットにだけ特化した場合は
コピーには対応できませんけど。
FAXの場合はもっと条件がゆるいので
コピー用紙でもインクジェと用紙でもいい。
こんな感じですね。
現実問題としてはコピー用紙が安いので
それをインクジェットにもFAXにも使う。
こういうことになるんじゃないでしょうか。
管理人のまとめ
今回は、普通紙のFAX用紙はインクジェット
印刷でも使えるのかというお話でした。
結論としては、使えるということでした。
また、紙としてはそれぞれ違うのですが
コピー用紙ならFAXにもインクジェットにも
兼用紙として使えるように
なっているということでした。
だから現実問題としては安いコピー用紙を
使い回しすることになると思います。
なお、もっと古いFAXで感熱紙タイプは
インクジェットでもレーザーでも使えない。
下手をすると故障の原因になるので
使わないようにということです。
この記事が、普通紙のFAX用紙を
インクジェットで使うときの
参考になればと思います。
FAXの紙は正しく使って下さいね!