管理人の紙コンサルこと、
べぎやすです。
このカテゴリのお話は
紙とボールペンについて。
管理人は技術者だったんですが
デスクワークも多かった。
当時はパソコンもあまりありませんから
ボールペンでも書類を書いてました。
今のサラリーマンでもボールペンで
複写の書類というのはあると思います。
管理人は3色ボールペンを
使ってましたね。
ノートや手帳に書くときに
色が変えられると便利なので。
それでボールペンって万年筆と違って
書けない紙が少ないんですよね。
万年筆はにじんでしまうけど
ボールペンなら普通に書けるとか。
安いコピー用紙の裏紙でも
ボールペンなら気兼ねなく書けるし。
シャーペンや鉛筆でもいいんですけど
書いたり消したりしないなら
ボールペンのほうが
使いやすいかなと思っています。
管理人の使い方が雑なんでしょうけど
シャーペンはすぐ故障するんですよね。
鉛筆は削るの面倒とか。
そんなボールペンですが
うまく書けないときもある。
急にインクが出なくなったりとか。
ということで。
このカテゴリでは紙にボールペンで
うまく書けないときの
原因と対策について
管理人が調べたことをお伝えします。
【紙にボールペンで書けないときの理由】
ボールペンは大抵の紙に書けますが
たまに書けない時もあります。
ボールにインクが供給されないから
書けないわけですがそれはどんなときか?
インク切れは当然です。
インクが製造後3年以上経っていると
溶剤が抜けてダメになることもあります。
こういう劣化は別として
それ以外の原因は2つ。
ボールペンのボールとインクの間に
空気が入ってしまった場合。
インクがボールまで届きませんから
ボールペンが書けなくなります。
もうひとつはボールが回らないとき。
ボールが回らないと連続的には
インクが供給されません。
だから書けない。
それぞれもう少し説明します。
<ボールとインクの間に空気が入る場合>
ボールペンのボールとインクの間に
空気が入るのはどんな状況のときか?
たとえば天井を向いて
ボールペンを使うと
インクが重力で下がってしまい
ボールに供給されなくなります。
そうするとボールの隙間から
空気が入ってしまう。
こうなるとボールとインクの間に
入った空気が邪魔をしてインクが・・・
ということになるんですね。
天井を向いて使う以外でも
水平な状態でボールが強く押されると
やっぱり空気が入ってしまい
インクが出なくなります。
ボールペンのキャップをせずに
カバンに入れていて
何かの拍子に先端が押されるとか
そういう場合でも同じことです。
またペン立てに置いていたとしても
長期間逆さまに置いていたら空気が入る。
いずれにしてもボールペンは
下向きにして使うもの。
そこは気をつけないといけない。
ただし、圧縮空気を使ってこの問題を
回避しているボールペンもあります。
たとえば三菱uniのパワータンク。
これは上を向いて書いても大丈夫。
デスクワークではなくて
倉庫や作業現場で上を見ながら書くとか。
そういう場合でもちゃんと
書けるということです。
ちなみに空気が入ったボールペンでも
下向きに振れば復活することがあります。
遠心力を利用して無理やり空気を
抜けばいいということのようです。
いずれにしてもペン先をむき出しにしない
ボールペンを逆さまに置かない
ということぐらいは守って
保管したほうがいいでしょうね。
<ボールが回らない場合>
ボールペンのボールが回らないのは
紙に問題があることがあります。
考えられる原因は2つ。
ひとつは紙の表面がツルツルしすぎ、
もうひとつは紙薬品や異物によるもの。
まず紙がツルツルしている場合から。
紙が非常に平滑だとボールとの
摩擦が低すぎて回らないんですね。
イメージとしてはプラスチックの板に
ボールペンで書こうとする感じ。
これはグラビア用紙やアート紙のような
高光沢の紙で発生しやすいです。
対応策としては少し柔らかい
下敷きを使うというのがいいでしょう。
管理人は試していませんが三菱uniの
パワータンクのスパイクボールのように
ボール表面にミクロな突起があるなら
書けるのかもしれません。
もうひとつの紙薬品や異物によるもの。
塗工紙は紙の上に塗料を塗っている。
この塗料の薬品が剥がれて
ボールに挟まればボールは回りません。
塗料の成分はクレー、炭酸カルシウム、
ラテックス、澱粉といった薬品ですから
これらの紙との接着が弱ければ
剥がれて粉になってボールに挟まる。
またはコピー用紙のような紙でも
表面強度が弱ければ紙粉が発生する。
紙粉は主にパルプ繊維ですが、
これがボールに挟まるということ。
紙が汚れていてホコリがついていれば
それも原因になります。
これの対策としては4つ折りにした
ティッシュペーパーの上で
ゆっくりボールペンを動かして
書いてみるというのがいいでしょう。
うまくいけば異物がとれて
ボールペンが復活します。
【管理人のまとめ】
今回は紙とボールペンについて
お伝えしました。
ボールペンは万年筆と違って
どんな紙にでも書けるし
普通はインクが油性なので
にじむことはありません。
空気が入らないように注意するとか
滑るようなら下敷きを使うとか
そういうことはありますが
普通の使い方なら問題は起きない。
管理人はボールペンはとても優秀な
筆記具だと思っています。
安物でも実用性は十分あるし。
紙とボールペン、うまく使って下さいね!