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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、画用紙とケント紙の違い?
絵画か製図かなど主な用途が違う!
というお話。
画用紙やケント紙といった「紙」は、
描画や製作の場面で欠かせない道具。
しかし、見た目が似ていても、
紙の特性や用途は大きく違う。
ということで。
この記事では画用紙とケント紙の違い?
絵画か製図かなど主な用途が違う!
について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
画用紙とケント紙の違い。それぞれの特徴
まずはそれそれの特徴について。
画用紙とは?
画用紙は、主に絵画やデッサンに使用される。
管理人も学生の頃、画用紙に
絵を描かされたものです。
こんなのを買わされて。
マルマン(maruman) スケッチブック 図案シリーズ A4 画用紙 S131
あまりにも下手でしたね~
当然、いい思い出はありません。
普通の勉強は真面目にやれば
それなりの成果が出るものですが
図工なんかは真面目にやっても
訳が分からないままでしたから。
それで。
画用紙は適度な厚みと吸水性があり、
水彩画や鉛筆スケッチ、色鉛筆など、
さまざまな画材に対応するのが特徴。
そういえば水彩画なんか酷かった・・・
では。
以下で画用紙の特徴と適した
用途を詳しく見てみましょう。
画用紙の特徴:
- 質感と厚み: 画用紙はやや粗めの質感で、インクや水彩絵具の吸収がよく、画材の発色が美しく出るよう設計されています。厚みがあり、しっかりとした手応えがあるため、描き直しや重ね塗りも安心して行えます。
- 吸水性: 画用紙は、水分を含んだ絵具を吸収しやすく、乾燥も比較的早いため、色の重ね塗りやぼかしがしやすいです。
画用紙が適した用途:
- 水彩画: 絵具が滲みにくく、しっかりと吸収されるため、にじみのある表現を活かした水彩画に最適です。
- デッサン: 鉛筆や木炭、色鉛筆など、さまざまな描画材に対応でき、濃淡を表現しやすいのでデッサンに向いています。
- アクリル画: 画用紙の厚みがアクリル絵具の重ね塗りにも耐えられるため、アクリル画にも活用できます。
ケント紙とは?
ケント紙は、画用紙と比べて
滑らかな表面が特徴。
特に精密な描写が求められる
デザインや建築図面、インクを
使用した作品に多く使われます。
平滑で均一な表面により、
線の滲みが少なく、
細かな部分も鮮明に描きやすい。
と言う感じですね。
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管理人は工学部でしたので
一応製図の授業がありました。
ケント紙を使って製図をするんですが
これがまた図工と同じく下手でした。
お手本を見ながら長さを測って
線を引くだけなのにさっぱり。
今ならCADなんでしょうけど
当時はドラフターで手書き。
白くて表面強度が強いケント紙が
何度も消されて薄汚れてました。
本当に向いてないと思ったものです。
ではケント紙の特徴を。
ケント紙の特徴:
- 表面の滑らかさ: ケント紙の表面は非常に平滑で、ペンやインクの乗りが良いため、鮮やかな発色が得られます。線の滲みがほとんどなく、きれいなラインを引くことができます。
- 硬さ: 画用紙よりも硬く、インクやカラーマーカーの使用に適しています。紙自体がしっかりしているため、折り目や擦れにも強いです。
ケント紙が適した用途:
- インクを使用した描画: 滲みが少なく、鮮明な線を描けるため、インクを使ったイラストやデザインに向いています。
- 建築図面や製図: 精密な線が要求される図面や製図にぴったりです。
- デザイン作品: ポスターやチラシなど、見栄えの良さが求められる場面でケント紙が活用されます。
画用紙とケント紙の違い
画用紙とケント紙は、見た目が似ていても用途や特性が異なります。以下のポイントで違いを詳しく比較していきましょう。
- 表面の質感
- 画用紙: ざらつきがあり、描画材がしっかり乗るように設計されています。
- ケント紙: 表面が平滑で、精密な線や発色が求められる描画に適しています。
- 吸水性
- 画用紙: 吸水性が高く、水彩やアクリルなど水分を含む画材に対応。
- ケント紙: 吸水性が低く、インクやペンの発色が良く出るように設計。
- 用途に合わせた選び方
- 画用紙: 鉛筆画や水彩画、アクリル画など幅広い用途で使われ、初心者からプロまで多くのアーティストに愛用されています。
- ケント紙: 図面やインク画に最適で、精度の高い線を必要とする場面で活躍します。
- 価格の違い
- 一般的に、ケント紙の方が少し高価で、特に高精細な印刷やデザインの用途に合わせた種類が多いため、特殊な用途にはコストがかかる傾向があります。
用途に合わせた紙の選び方
画用紙とケント紙はそれぞれ
異なる強みがあるため、
目的や求める仕上がりに応じて
使い分けることが重要です。
たとえば、インクを使った精密な
イラストにはケント紙を選び、
色のぼかしや重ね塗りを多用する
水彩画には画用紙を選ぶといった具合。
さらに、アクリル画を描く場合は
厚手の画用紙が向いていますし、
建築図面や製図にはケント紙が最適。
いずれにしても。
画用紙とケント紙は品質が違うので
適した用途で使ってほしいものです。
管理人のまとめ
今回は画用紙とケント紙の違い?
絵画か製図かなど主な用途が違う!
というお話でした。
画用紙とケント紙は用途や
描画スタイルに合わせて
使い分けることが重要です。
画用紙は吸水性が高く、
ざらつきがあるため水彩や
デッサンに適しています。
一方、ケント紙は滑らかで硬く、
インクや精密な線を引く描画に最適。
絵やデザインの仕上がりに違いを
出したい場合それぞれの特性を
理解して適切な紙を選ぶことで、
作品の完成度を高められます。
この記事が画用紙とケント紙の
違いの参考になればと思います。
画用紙とケント紙、正しく使って下さいね!
(参考)
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