偽造防止用紙の仕組み!小さなドット、透かし、特殊インク?

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 7 分で読めます。

偽造防止用紙 仕組み

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、偽造防止用紙の仕組み!
小さなドット、透かし、特殊インク?
というお話。

管理人は偽造されるような
書類を作ることありませんが。

コピーされると困る書類もありますよね。

最悪は紙幣のコピーですけど。

今は本当にコピー機の精度が上がって
見分けがつかなくなっていますよね~

技術の進歩ではあるんですけど。

それはそうとして。

この偽造防止用紙も色々あります。

よく見かけるのはこういうやつ。

サンワサプライ マルチタイプコピー偽造防止用紙(B4・100枚入り) JP-MTCBB4N オフホワイト

 

コピーしたら模様が浮かび上がるやつ。

これは一体どういう仕組みか?

気になりますよね~

ということで。

この記事では偽造防止用紙の仕組み!
小さなドット、透かし、特殊インク?
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

偽造防止用紙の仕組み。ドットの大きさの違い

まずはドットの大きさの違い。

これがどういうことかというと。

大きいドットが潜像
小さいドットが背景

となるような模様を埋め込むそうです。

原本は偽造防止用紙を使う。

これには大小のドットが埋め込まれている。

これをコピーする。

そうすると大きなドットはコピーで写る。

しかし小さなドットはコピーでは写らない。

つまり大きなドットだけがコピーに写る。

その大きなドットだけで「COPY」とか
そういう文字が印刷されているように見える。

大きいドットは写るが
小さいドットは写らない。

ドット

 

そういう潜像の利用が
偽造防止になるんですね~

偽造防止用紙の仕組み。透かし

ここまで偽造防止用紙で大小の
ドットで潜像を使うお話でしたが。

他の方法も確認してみます。

まずは透かし。

お札にも使われてますよね。

一見すると普通の紙だけど
光にかざすと模様が浮かぶやつ。

紙に透かしを入れるには
湿紙の状態でダンディロールと

呼ばれる模様を入れるロールを使って
紙に凹凸をつけるという技法を使う。

管理人の経験ではダンディロールは
厚紙上質紙の地合改善に使ってました。

紙に模様を入れるのも紙の表面を
ならすのも似たようなものですから。

偽造防止用紙の仕組み。マイクロ文字

偽造防止の方法として
マイクロ文字もあります。

マイクロ文字というのは小さな文字で
コピーすると潰れてしまう大きさ。

これで偽造を判別するわけですね~

偽造防止用紙の仕組み。特殊インク

偽造防止用紙としては
特殊インクを使うのもある。

分かりやすいのは蛍光インク。

普通の環境では何も見えませんが
紫外線を当てると浮かび上がるやつ。

いわゆる蛍光染料ですね。

他には熱がかかると色が変わる
示熱インクを使うのもあるらしい。

人間が触るとその部分だけ
色が変わると言う感じですね。

これも偽造できませんよね~

そのときにやりやすい方法を
考えるのがいいでしょうね~

偽造防止について。紙のセキュリティも重要に

ここからは余談ですが。

セキュリティというのは電子データで
とても重要な問題になりますが。

紙でも同じように重要な問題になります。

個人情報なども昔では問題に
ならなかったことなのに。

今ではちょっとした名簿なんかも
結構危なかったりするんですよね。

なんとも世知辛い・・・

管理人などは古い人間なので
そういうのには甘いほうかも。

紙を使った取引というのは
今でも大きな金額が動く。

不動産なんかが代表例でしょう。

なのでそういう重要な書類には
偽造防止用紙が必要になるのかも。

何度考えても厄介な話ですが。

スポンサーリンク

管理人のまとめ

今回は偽造防止用紙の仕組み!
小さなドット、透かし、特殊インク?
というお話でした。

管理人もたまに偽造防止用紙を
見ることがあるんですが。

あの独特の模様はドットの大小で
潜像を作るものだったんですね。

大きなドットはコピーできるけど
小さなドットはコピーが感知しない。

そういうところを利用して
偽造を防止するというわけ。

うまいこと考えてるなと思います。

その他だと、透かしですね。

これはもう昔からある技法。

お札が代表例でしょうか。

それからマイクロ文字。

印刷した時点では読めても
コピーすると潰れて読めない。

そういう文字を印刷しておくと。

ただしコピー機の性能が良くなると
この方法は難しくなるんでしょうね。

あとは特殊インク。

分かりやすいのは蛍光染料。

紫外線で光るやつですね。

それとか示熱インク。

熱で発色するので人が触ると
色がつくという感じですか。

こういうインクはコピーできませんから
偽造防止には上手く使えるんでしょう。

それにしても。

コピーが巧妙になるほど本物の重要性が増す。

これも文化、ということなんでしょうか。

この記事が、偽造防止用紙の
参考になればと思います。

文書の偽造、気をつけて下さいね!

(参考)
こんな記事も読まれています。

印刷の刷り順について。オフセット印刷が墨藍紅黄の理由は?
https://kamiconsal.jp/insatusurijun/

紙に灰分が入っている理由?裏抜けや手触り感の改善のため!
https://kamiconsal.jp/kamikaibun/

紙はなぜ白いのか?光の乱反射や屈折率の違いが関係します!
https://kamiconsal.jp/kaminazesiroi/

タイトルとURLをコピーしました