上質紙の180kgはA4が1枚だと何g?13.1gです!

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上質紙 180kg

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、上質紙の180kgは
A4が1枚だと何gか?というお話。

結論は四六判換算の連量180kgで
A4なら1枚は13.1gです。

詳細の計算は後ほど説明します。

 

それにしても。

紙は軽いもので、1枚の重さなんて
本当に大したことはありません。

しかし、本にするとなったら話は違います。

何しろ枚数が多いですからね。

まさに塵も積もれば山となる感じ。

同人誌なんかを作成するときに、
この1枚の重さをナメていると危険。

確かに一冊の本は大した重さじゃない。

しかし、これがダンボール箱に何冊も入ると
下手に持ったら腰を痛めるほど重い。

 

厚みだってそう。

一枚の厚みは本当に薄い。

しかし、これが何十枚、
何百枚となると話は別です。

この厚みをいい加減に見積もったばっかりに
あと一冊がダンボール箱に入らないとか。

そういうことはよくある話です。

ではこの1枚の重さの計算はどうやるのか?

 

ということで。

この記事では、上質紙の180kgの
A4が1枚だったら何gかについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

 

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上質紙180kgのA4が1枚は13.1g。ただし前提条件に注意

では計算方法を記載します。

まずこういう計算で重要なのは前提条件。

この180kgの意味が重要です。

一般的な紙取引であれば、
この180kgは四六判換算の連量です。

四六判というのは紙の大きさが
788mm x 1091mmになります。

それで紙の連量というのは
あるサイズの紙1000枚の重さです。

四六判換算ということは紙のサイズが四六判、
つまり788mmx1091mmということです。

これが1000枚集まれば180kgになりますよ
というのがここでいう上質紙180kgの意味。

紙の連量の場合、あるサイズの
紙で1000枚ですから

この基準となるサイズが何なのか?
というのを確認するのが重要です。

サイズが違うと数値の意味が
変わってくるわけですね。

ということでここでは一般的な
四六判の180kgのときの計算をします。

 

まずは四六判180kgの米坪を計算します。

米坪というのは1㎡あたりの紙の重さです。

四六判の180kgならば、

180kg÷1000枚÷(788mmx1091mm)
=209.3g/㎡

小数点以下は微妙な感じですが。

実際には、

209.3g/㎡x788mmx1091mm
=179.99kg
→180kg

という計算をして決めている感じです。

通常、紙の米坪は連量が区切りのいい
数字になるように決められています。

今回の180kgにしても、
連量がきれいな数字になるように

米坪が設定されているので209.3g/㎡
というような数字になるんですね。

 

米坪が分かったらA4が1枚あたりの計算です。

A4のサイズは210mmx297mmです。

面積は210mmx297mm=0.06237㎡になります。

1枚あたりの紙の重さ=米坪x面積ですので

209.3g/㎡x0.06237㎡=13.05g
小数点台2位を四捨五入すると

A4が1枚の重さ:13.1g

となります。

こんな感じで計算できるというわけです。

なお、ここでは細かい計算をしましたが
印刷用紙でよく使われるサイズの場合
一覧表もあるので記載しておきます。

 

米坪と各大きさの連量kgの関係

米坪
(g/㎡)
四六判 B列
本判
菊判 A列
本判
52.3 45 43.5 31 28.5
64 55 53 38 35
73.3 63 61 43.5 40.5
79.1 68 65.5 47 43.5
81.4 70 67.5 48.5 44.5
84.9 73 70.5 50.5 46.5
104.7 90 87 62.5 57.5
127.9 110 106 76.5 70.5
157 135 130.5 93.5 86.5
186.1 160  ー 111  ー
209.3 180  ー 125 115

※空欄は通常生産されない規格

紙のサイズによって連量が変わる
というのがよく分かると思います。

 

なお、それぞれの規格の寸法は以下の通り。

四六判:788mmx1091mm
B列本判:765mmx1085mm
菊判:636mmx939mm
A列本判:625mmx880mm

ちなみに。

A4:210mmx297mm
B4:257mmx364mm

になります。

 

印刷用紙のA列とかB列というのは
印刷後に断裁することを考えたときに

コピー用紙のA4とかB4が
取りやすい大きさになります。

ちょうどA4とかB4というのではなく、
余白がある状態ということです。

菊判、A列本判はA4などのA列系
四六判、B列本判はB4などのB系列、

これらを取るときに効率がいい寸法
ということになるんですね。

プリンタ用紙の場合は、
キッチリA4やB4のサイズの紙に

印刷することが多いですが
一般の商業印刷の場合は

必ず断裁をしますから
余白部分が必要なため

一回り大きなサイズになる
というわけです。

管理人のまとめ

今回のお話は上質紙の180kgの
A4の1枚が何gになるのかでした。

四六判の連量180kgの場合
A4 1枚は13.1gでした。

ただし、こういう計算をする場合は
紙のサイズを確認しておくことが重要です。

前提条件を間違えると見当はずれの
計算になりますから要注意ですね。

この記事が紙の重さの計算の
参考になればと思います。

紙の重さは取引の最重要数値です。

間違えないようにして下さいね!

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