スポンサーリンク

紙不足の原因。基本的に供給過剰なので事故や災害以外はデマ

トイレットペーパー

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙不足の原因。基本的に供給過剰
なので事故や災害以外はデマというお話。

管理人は元製紙会社社員。

なので、紙の生産のことは分かります。

ある程度ですけど。

それで。

紙不足が起こるケースがあるんですよね。

2020年だとコロナウイルス。

その前はオイルショック。

どういうわけかトイレットペーパーの
買い占めが起こっています。

どういうわけか・・・

製紙会社の立場からすると
売れるのはありがたいんですが

紙不足が起こるとか買い占めが
起こる意味が分かりません。

まあ、分かるわけ無いですね、
デマに踊らされているんですから。

管理人、デマが流行する理由は分かりませんが
紙不足になるわけないのは説明できます。

ということで。

この記事では、紙不足の原因について
管理人の調べたことをお伝えします。

スポンサーリンク

紙不足の原因はデマの場合が多い

結論から言うと紙不足になるのはデマ。

正直に言いましょう。

たとえば。

東日本大震災で多くの
製紙会社が被災しました。

日本製紙石巻工場とかですね。

それで、紙不足になりましたか?

文庫本などの出版用紙は
玉不足になったかも知れません。

しかし。

トイレットペーパーやティッシュ
ペーパーがなくなりましたか?

あれ程の被害があっても実際には
紙がなくて困ることはありませんでした。

大きな生産設備が止まったのに、です。

実は。

紙の場合、業界の慣習としてとにかく
安定供給が第一とされるんですよね。

管理人なんかはなんでそこまで
と思いますがとにかく安定供給。

今はそうでもないと思いますがかつては
設備投資が加熱して構造不況になる。

そういう業界でした。

生産調整がなかなか出来ずに
供給過剰になりやすい業界です。

つまりは、少々のことで
紙が不足するわけがない。

ほんの少し実情を知っているだけでも
トイレットペーパー不足などデマだと分かる。

大きな事故があっても十分供給できる
製造キャパがあるし在庫もあるんです。

原材料も基本的に長期計画なので
数年単位で入ってくるようになってます。

そして、どこかの会社が減産
すれば他の会社が増産します。

まあ、業界的にそういう構造です。

結局は、ずっと供給過剰なので
何かあっても調整されるんです。

こういうのって装置産業の宿命。

プラントは止めると損失が増えるので
少々のことでは止めたりしないんです。

隙きあらば増産して固定費を
下げたいと考えています。

なので、何かあって一時的に紙不足に
なったとしてもすぐに増産して取り戻す。

これはそういう構造なんですよね~

以前、オイルショックで紙がなくなると
言う話になったときは完全にデマでした。

紙の原料は木材で、石油は関係ない。

今回もコロナショックで紙がなくなると
言われていましたが完全なデマ。

管理人の想像ではマスクが不足するので
その原料が必要だから紙不足とか

そういう連想でトイレットペーパーの
買い占めが起こったのかと思います。

しかし、それこそがデマ。

そもそもトイレットペーパーと
マスクでは原料が違います。

たとえ同じ原料であったとしても
トイレットペーパーの製造量と

マスクの製造量でどちらが多いかと
考えてみればよく分かるはず。

自分が使用している量を考えれば
マスクなんてごく少量でしょう?

少量のマスクが増産されたからと言って
大量のトイレットペーパーが不足するか?

少し冷静になれば分かることなのです。

紙不足は輸入が減るからというのも間違い

もしも、輸入が止まるから
トイレットペーパーがなくなる

ということを考えているのなら
それも相当間違っています。

まず、国内で輸入されている紙の
一番はコピー用紙だと思います。

紙は基本的に国産品です。

原料は輸入してますけど、
これも多くは自社の原料。

日本の製紙会社が海外で植林して
それを輸入することが多いんです。

なので、ここも止まるとは考えにくい。

それから。

トイレットペーパーに関して言うと
日本のトイレットペーパーは日本向け。

物流の面でも品質の面でも
海外のものは日本では使えません。

正確には使えないものが多いです。

その理由なんですが。

まず物流面。

トイレットペーパーとか
ティッシュペーパーとかは

物流で言うと半分くらいは
空気を運んでいるんです。

これはイメージで分かりますよね?

つまり、とても物流費がかかるんです。

コピー用紙のようにギチギチに
詰め込んでいるならまだしも

トイレットペーパーなんてふわふわ
なのでとても軽いわけですよ。

トラックに満載しても重量的には
とても軽いものになるわけです。

そうなると?

つまりは、地元で生産して
地元で使わないといけない。

遠方まで運ぶのは割が合わないんです。

なので、ティッシュ、トイレットの工場は
小規模な工場がかなり分散しています。

大手なら国内で少なくとも5-10箇所
程度の生産拠点があると思います。

これはできるだけ産地で消費して
物流費を削減したいからなんです。

この状態で海外からの輸入は考えにくい。

管理人なら、最初から考えません。

結局、物流コストが合わないので
国産でやるしかないということです。

もう一つは品質面。

これも結構大きいです。

海外のトイレットペーパーは
日本では使えないことが多い。

日本ではトイレットペーパーは
水洗トイレで流しますよね?

当たり前です。

しかし海外ではそうとは限らない。

中には紙を流すなというところもある。

そもそも、あんなに簡単に紙が水に溶けて
流れるというのを不思議に思わないですよね?

日本にいると。

しかし、海外ではそんな紙では
ない場合があるということです。

管理人の感覚では多くの国のトイレット
ペーパーが溶けないと思います。

こういうのは文化とか習慣とか
そういう問題ですからね。

いい悪いじゃないです。

だいたい、管理人が子供の頃、
水洗トイレではありませんでした。

トイレットペーパーではなくチリ紙。

少々水に濡れても溶けたりしない。

鼻も噛むしお尻も拭く。

そういう紙でしたね。

だからたぶん日本の今のトイレット
ペーパーは特殊なんだと思います。

つまりは。

海外からの輸入品では使えないということ。

変なのを使ったらトイレが詰まって
大変なことになってしまいます。

なので、輸入品が止まるから紙がなくなる
というのはデマ、ということになります。

他の紙ではそこまでではないでしょうが
今でも紙は基本的に国産品です。

管理人も輸入紙を入れて品質が合わずに
結局国産に戻した経験がありますね~

スポンサーリンク

管理人のまとめ

今回は紙不足の原因はデマというお話でした。

先程お話したとおり、紙が不足するのは
色々な面から考えても考えにくいんです。

業界の考えが安定供給第一で
設備が過剰になっていること。

トイレットペーパーの場合は物流、
品質面から輸入品は使えないこと。

そういうことを説明しました。

ただですね、小売店の販売予測を超えて
消費者が購入すれば紙は不足します。

それは当然ですよね。

いつもなら1パックしか買わないのに
今回は3パック買っておこうとか

そういう行動を大勢が一斉にやれば
普通に買えるものも不足してしまう。

まさに、デマに踊らされた状態です。

これは製紙会社、代理店、卸商、
小売店が喜ぶだけのこと。

自体が収まればあれは何だったのか?
ということになると思いますよ。

実際にオイルショックのときがそうでしたし。

まあ、心理的に不安なときに噂を聞けば
流されてしまうのは仕方がないと思います。

ただ、こういう実情を知っておけば紙が
ないとパニックにならなくてもいいかなと。

管理人としては日本の製造業をもう少し
信頼してもいいじゃないかと思いますね。

この記事が、紙不足の原因の
参考になればと思います。

とにかくパニックを起こさないで下さいね!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする