牛乳パックの古紙回収。内側が銀色だとリサイクルできない?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回のお話は、牛乳パックの古紙回収で
内側が銀色だとリサイクルできないのか?

管理人はあまり牛乳飲まないんですが。

牛乳パックで内側が銀色のものは
あまり見たことがありません。

紙パックで内側が銀色のものは
ロングライフパックと言うそうですね。

普通は長持ちしない牛乳でも
何ヶ月も持つんだとか。

もちろんこれには秘密があるんですが
その工夫は紙パックにあるみたいです。

しかし、逆にそれ故にリサイクルは出来ない。

中にはこういうものでもリサイクルできる
設備を持っている製紙会社もあるんです。

しかし一般的な製紙会社では引き取りません。

ではそれはなぜなのか?

ということで。

この記事では、牛乳パックの古紙回収で内側が
銀色だとリサイクルできない理由について

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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牛乳パックの内側の銀色のもの正体はアルミ箔

ところでこの牛乳パックの内側の
銀色のものは何でしょうか?

実は、この正体はアルミ箔なんですね。

アルミ箔は絶対に紙の
原料にはなりません。

しかも、古紙として処理をするにしても
アルミ箔が細かくなって紙に混入すると

異物となって欠陥品が出来てしまうわけで
製紙会社としては使えないんです。

そもそも牛乳パック自体もただの紙ではなく、
紙とポリエチレンラミの貼り合わせ。

構造としてはこんな感じなんです。

(外側)

ポリエチレンラミネート
ポリエチレン層

(内側、牛乳など)

と言うことで3層なんですね。

このポリエチレンも紙ではないので
古紙の原料にはなりません。

アルミ箔ほどではないにしても
必ず除去はしないといけないし

一つ間違えば製品に混入して
欠陥が発生する可能性がある。

製紙会社としては使いたくないものです。

さらに、内側が銀色になっているものは
ロングライフパックと呼ばれますが、

構造はこんな感じ。

(外側)

ポリエチレンラミネート
アルミ箔
ポリエチレン層

(内側、牛乳など)

と言うことだそうです。

アルミ箔が内側のポリエチレンと
紙の間に挟まっています。

ポリエチレンは透明ですから
アルミ箔の銀色が見える。

これが内側が銀色に見える
理由だったんですね~

こんな感じで、牛乳パックは
紙以外の素材が混ざってしまう。

特にロングライフパックのように
アルミ箔が貼ってあると使いにくい。

牛乳パックに使われているパルプは
白くて非常に強度があるんですが

複合材料になるのでリサイクルは
難しいというわけです。

牛乳パックにアルミ箔を使うと賞味期限が伸びる理由

この牛乳パックでも内側が銀色のものは
ロングライフパックと呼ばれるんですね。

名前の通り長持ちするということ。

言い方を変えると賞味期限が伸びる。

スーパーやコンビニのような食品を
販売する小売では重要なことです。

同じ牛乳でも賞味期限によって
廃棄量が大きく変わる。

売れ筋商品なら回転が良いですが
微妙なやつがありますよね。

たとえば1週間の賞味期限が
2週間になれば廃棄量が全く違う。

商品の価格が上がったとしても
その方がコストメリットがある。

もちろん、エコの観点からも
食品の廃棄は減らしたい。

そういうことでロングライフ
パックが開発されたみたいです。

で問題は、なぜアルミ箔を使うと
賞味期限が伸びるのか、ですよね?

これには食品の劣化原因を
考える必要があります。

まず、腐敗なんですが滅菌処理を
してますからそう簡単には腐りません。

ポリエチレンラミネートがあれば
そう簡単には細菌は入りません。

しかし、酸化はされるんですね。

問題はここです。

ポリエチレンは細菌の大きさは
通さなくても空気は通り抜ける。

実際には空気もそう簡単には
通らないんですが徐々に入るんです。

空気が入るということは
酸素も入ってくるということ。

つまり、徐々に食品は酸化されて
劣化してしまうわけです。

ところが。

ここにアルミ箔があるとどうなるか?

ほとんど空気が通らなくなるんです。

つまり樹脂膜のポリエチレンより
金属箔のアルミ箔のほうが

空気を通しにくいということで、
食品は酸化劣化しなくなる。

もちろん、限度がありますが
かなり賞味期限が伸びるんです。

しかもこれ、中身に防腐剤とか
保存料とかは添加してません。

そういう薬品を使わなくても
酸化劣化しないということ。

そんなに長期保存できるなんて変なものが
入ってるんじゃないかと思いますよね?

しかし、これについては純粋に
紙パックの性能によるもの。

それだけの工夫がされている
ということなんです。

しかし残念なことに。

複合材料だからリサイクルは難しい。

だから元製紙会社社員の本音は
紙パックは燃やして下さい。

または専用の設備を持っている
会社に引き取ってもらって下さい。

ということになるんですね~

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管理人のまとめ

今回のお話は、牛乳パックの古紙回収で
内側が銀色だとリサイクルできないのか?

あの銀色のやつはアルミ箔。

残念ながら紙にはなりません。

除去も難しいし、粉々に砕けて
紙に混入したら異物になる。

だからリサイクルは難しいということ。

ただし、こういうやつを専門に使って
トイレットペーパーを作る会社もある。

燃やすか専門業者に引き取って
もらって下さいということでした。

ちなみに。

あの内側が銀色の牛乳パックは
ロングライフパックと言うそうです。

ほとんど空気を通さないので
酸化劣化が起こりにくい。

そのため賞味期限が
長くなるメリットがあります。

管理人は紙のリサイクルができなくても
賞味期限が長くなって食品の廃棄量が

減ったほうがはるかにエコだと
思うんですがどうなんでしょうね~

なお、ゴミの分別は各自治体の問題。

必ずその指示に従って下さい。

この記事が、牛乳パックの
古紙回収で内側が銀色のものを

リサイクルするときの
参考になればと思います。

ゴミは正しく処分して下さいね!

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