香りは印刷出来る?マイクロカプセルを使う方法があります!

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香り 印刷

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、香りは印刷出来るのかというお話。

これは出来る技術が以前からあります。

管理人が入社したときにこういう
お話を聞いたことがあります。

新入社員研修だったと思いますね。

たとえばカレンダーに印刷すれば
部屋がいい香りになるとか。

そのときは印刷技術は色々なことが
出来るものだと感心したものです。

それが平成元年ですから
30年以上前からある技術。

ただ、そんなに身近では
見かけないのが残念です。

用途開発がまだまだなんでしょうね。

では、どんな仕組みで香りが印刷されるのか?

ということで。

この記事では、香りは印刷
出来るのかについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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香りを印刷するカギはマイクロカプセル

香りを印刷するカギはマイクロカプセル。

やり方としては、香料を入れた
マイクロカプセルをインクに混ぜる。

そしてこれを印刷する。

この印刷部分をこするとカプセルが
割れていい香りがする、ということです。

この何かをマイクロカプセルに入れる
というのは意外に古い技術なんですね。

たとえば、紙関係でいうと
ノーカーボン紙がその例。

あれはロイコ染料をマイクロカプセルに
閉じ込めて圧力で割れると染料が出る。

そのロイコ染料が顕色剤と反応して
発色するという仕組みです。

マイクロカプセルがなければ
開発されていない商品です。

香りの印刷はそのマイクロカプセルの
応用という感じですかね。

マイクロカプセルの中に薬品を
入れるという意味では

化粧品なんかにも使われる
事例があるようです。

管理人が知っている例では
ビーグレンという化粧品。

このラインアップの中にビタミンCを
マイクロカプセルに閉じ込めて

お肌の深層部まで届ける
という仕組みがあります。

もちろん、これらは全く別々の
技術ではあるのですが

カプセルに薬品を入れる
というアイデアは同じです。

多分それぞれに関連はないと思いますが。

中空微粒子の中に薬品を入れる
というアイデアは色々あるんですね。

他には3Mの粘着テープにでも
中空ガラスビーズの中に接着剤を

封入しておいて圧力をかけるとカプセルが
潰れて接着するというのがあります。

それぞれ用途は全く違いますが
アイデアは似たようなものです。

どんなカプセルを作るのかは
用途によって違いますし

技術的背景も違いますけど
アイデアは似ているということです。

香りの印刷にはどんな種類があるか

ここまでは香りの印刷について
技術的なことをお話しました。

こういうサイトが参考になりました。

香り印刷ドットコム
https://www.kaoriprint.com/

香りの印刷所プルースト
https://proust.jp/

香りで思い出が蘇るとか楽しそうです。

では実際にどんな種類の
香りがあるのでしょうか?

これはかなりの種類があるようです。

例えば香り印刷ドットコム。

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インクの香りは、

さくら、カーネーション、パイナップル、
グレープ、オレンジ、スイカ、カレー

イチゴ、チョコレート、コーラ、バラ、
石鹸、バニラ、ラベンダー、アップル
ピーチ、バナナ

という感じになってます。

多分香料との相性さえ良ければ
他にも色々出来るのでしょう。

アロマオイルなんかも出来るようです。

いい香りがするし、身体にもいい。

そういう効果を狙えるわけですね。

用途はアイデア次第ですが
名刺、ハガキ、シール、チラシなど。

名刺なんかは手で持ったときに
いい香りがしたら印象もいいかも。

特殊なものですから価格は高いですが
うまく使えれば面白いですよね。

香りを印刷以外で紙につける方法

ここまでは香りを印刷でつける
方法についてお話してきました。

基本的にはマイクロカプセルに香り成分を
閉じ込めてインクに混ぜて印刷する。

ちなみに、単純に香り成分を
インクに混ぜて印刷したのでは

香りがすぐに揮発して長持ちしないので
ダメということのようです。

ただし、紙に香りをつけるだけなら
印刷以外にも方法はあります。

たとえば、本の場合。

管理人が一番簡単だと思う方法は
紙のしおりを使うのが良いかなと。

香水を試すときには試香紙という
ろ紙を使うのですが、

短冊状の試香紙に香水を
ふりかけて本のしおりとして使う。

本に直接香水をふりかけると
本が湿ってしまいますが、

試香紙をしおりに使えば
濡れるのはそれだけだし

香りが消えてもまた香水を
ふりかければいいだけ。

香りを変更したければ
試香紙を取り替えればいい。

この方法はしおりを使うような
本やノート、手帳なんかには使えます。

いつも使うスケジュール帳が
いい香りだったらワクワクしませんか?

そういう使い方が出来るというわけです。

試香紙は香水売り場でも売っているし
100均にも売ってることがあります。

通販でも購入は可能ですね。

安いから割高になるかも知れませんが。

名刺とかハガキとかポスターのような
1枚物には使えませんが

冊子になっている紙なら
色々と応用ができるでしょう。

個人でやるならこれが簡単だと思います。

そういえば香りのいい
トイレットペーパーがありますが

アイデアは本にしおりを
はさむのとよく似ています。

あれはトイレットペーパーの
芯に香りを染み込ませてましたね。

紙そのものに香りをつけるのは
コストがかかるばかりですから。

今どうなっているか分かりませんが
管理人が在籍した頃はそうでした。

これを聞いたときは手品の
種明かしをされた気分でしたけど。

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管理人のまとめ

今回のお話は、香りは印刷
出来るのかということでした。

結論は出来ます。

実際に実用化もされています。

やり方はマイクロカプセルに香り成分を
閉じ込めてインクに混ぜて印刷する。

これをこすってカプセルが壊れたら
中の成分が出てきて香りがする。

そういう仕組みでした。

マイクロカプセルに薬品を閉じ込める
というのは色々使われている技術。

紙関連ならノーカーボン紙がそうですね。

化粧品にも似たようなのがありました。

知らないだけで結構使われている
技術じゃないかと思います。

それから香りを印刷以外の方法で
つけることについてもお話しました。

紙そのものではなくてしおりに
香りをつけるという工夫です。

これもアイデアとしては応用範囲が
広いんじゃないかと思います。

この記事が、香りを印刷するときの
参考になればと思います。

いい香りは気分を良くしてくれますから、
うまく生活に取り入れて下さいね!

(参考)
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