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マットコート紙にPP加工する場合。光沢はどうなるのか?

マットコート紙 PP加工

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、マットコート紙にPP加工すると
光沢はどうなるのか?というお話です。

PPというのはポリプロピレンの略で、
PP加工とはPPフィルムを紙に貼ること。

紙にPP加工とかラミネート加工したもの
結構身近にありますよね。

同人誌を製作する人なら
表紙をPP加工することも多いでしょう。

同人グッズとして
ラミカを作ることもあると思います。

飲食店のメニューなんかは
防水の意味もあってラミ加工されてます。

先日神社に行ったら、
金色のラミカのお守りが売ってました。

気にしてみていると
結構見つかるから面白いものです。

さてそんなラミネート加工ですが、
同人誌の表紙なんかだと、

ラミネート加工するのかどうか、
この紙にラミネートしたらどうなるのか、

表紙の風合いをどうするのか、
というのは悩む所ではないでしょうか?

ということでこの記事では
ラミネート加工について

自分の思うところを
お伝えしたいと思います。

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マットコート紙にPP加工すると光沢はどうなるのか

まずPP加工方法の種類について。

PP加工の方法は色々ありますが、
光沢は大きく分けて2種類あります。

それはクリアとマット。

呼び方は色々あって、
クリアの場合はグロスとか光沢、

マットの場合はツヤ消しと
言われることもあります。

ここでのグロスとかマットというのは、
PP加工後表面の仕上がりのこと。

PP加工前の紙のことではありません。

それで、マットコート紙に
PP加工するとどうなるかというと、

クリア加工すればグロスになり、
マット加工すればマットになります。

これは加工前の紙が
コート紙であっても同じこと。

結局、PP加工後の表面光沢は
元の紙の光沢とは関係なく、

クリア加工ならグロスに、
マット加工ならマットに、

ということです。

PP加工する時に選ぶ紙について

ここからは元製紙会社社員としての
本音を話させて下さい。

PP加工をした後の表面光沢は、
元の紙の光沢とあまり関係がない。

そしてコート紙とマットコート紙の価格は
そんなに大きくは変わりません。

ですから、クリア加工するならコート紙、
マット加工するならマットコート紙でいい。

逆にコート紙にマットPP加工とか、
マットコート紙にクリアPP加工は、

品質的に意味が無いので
あまりおすすめできません。

しかしこれが、
インクジェットだったら話が違います。

光沢紙とマットコート紙では
光沢紙が圧倒的に高価。

なのでマットコート紙にクリアPP加工は
十分ありだと思います。

逆に光沢インクジェットにマットPP加工は
もったいないということです。

マットコート紙でもクリアPP加工すると光沢が出る理由

ここまではPP加工する場合、
その表面性は元の紙とは関係なく

PP加工するフィルムの状態で
光沢が決まるとお伝えしてきました。

ではなぜそうなるのか?

まずマットコート紙にクリア加工した場合。

マットコート紙表面は凹凸が大きく、
光が乱反射して光沢が低い。

しかしそこにPP加工をすると、
PPフィルムが凹凸を平坦にする。

表面の凹凸が少なくなると
光がきれいに反射するので光沢が高くなる。

簡単に言うとこういう感じです。

ではコート紙にマット加工した場合。

コート紙の表面は
凹凸が少ないので光沢が高い。

しかしマット調のPPフィルムを貼ると、
表面で光が乱反射しマットになる。

イメージとしては、

マットコート紙にクリアPP加工というのは、
擦りガラスにセロテープを貼る感じ、

コート紙にマットPP加工というのは、
ガラスの上に擦りガラスを乗せる感じ。

擬似的に印刷物にPP加工した
イメージを確認するなら、

クリア加工の場合は印刷物の上から
セロテープを貼る

マット加工の場合は印刷物の上から
3Mのメンディングテープを貼る

というのが近い感じになります。

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PP加工時はカールに注意

PP加工の光沢以外の注意点として、
カールがあります。

カールというのは紙が反るということ。

たとえばラミカのように
紙の両面にラミネート加工ならいいですが、

表紙のように片面だけPP加工という場合は
カールする可能性があります。

これはPPが収縮するために起こるのですが
特に紙が薄いと起こりやすくなります。

紙が薄いとPPの収縮する力に
負けてしまうんですね。

カールの制御は機械的な問題と
技術的なノウハウがあります。

正直に言うと印刷屋さんによって、
技術レベルが違うということ。

ですから、表紙にPP加工をお願いした時に、
連量何kg以上でなければ出来ないかなど

実際に製作する前に
よく確認しておく必要があります。

管理人のまとめ

今回はマットコート紙にPP加工したら
光沢がどうなるのかをお伝えしました。

結論としてはPP加工後の光沢は
PPフィルムの光沢で決まる。

だから元の紙はマットでもグロスでも
あまり関係がない、ということでした。

管理人のおすすめは、
キレイに印刷が出来てコストが安いもの。

あとは片面PP加工はカールしやすいので、
紙厚の厚いものを選ぶのが良いかなと。

これについては印刷屋さんの腕もあるので、
よく相談して決めないといけないでしょう。

いずれにしても本の表紙は、
売上を大きく左右します。

見栄えの良い本にするためにも、
PP加工のことを理解して作って欲しい。

楽しく悩んで下さい。
うまくいくことを願っています!

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