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ペーパースラッジとは?再生紙製造工程で出てくる産業廃棄物

ペーパースラッジとは

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ペーパースラッジとは?
再生紙製造工程で出てくる産業廃棄物
というお話。

管理人、ペーパースラッジって
実は知らなかったんですけど。

富士製紙協同組合のページだと

==ここから==

古紙からトイレットペーパー等再生紙を製造する際、紙にならずに排水中に流失した短繊維や無機物を濃縮し脱水した物です。 PSはPaper Sludgeの略で、水分は55~60%、灰分は45~52%です。

==ここまで==

ということらしい。

そもそもスラッジというのは
汚泥のことになるんですね。

なので紙を製造するときに出てくる
汚泥がペーパースラッジになる。

ではどんな工程で使われるのか?

ということで。

この記事では、ペーパースラッジとは?
再生紙製造工程で出てくる産業廃棄物
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ペーパースラッジはどこから出てくる?

ではペーパースラッジは
どこから出てくるのか?

まずは古紙処理ですね。

古紙の場合、一回紙になってますから
パルプ繊維はバージンよりも切れてます。

傷んでいると言ったほうがいいでしょうか。

なので他のパルプに比べて
短繊維が多いんですよね。

それから。

古紙にはインクを除去するための
脱墨工程があるんですけど。

そこでは洗剤で洗う作業があります。

そのとき汚れであるインクと一緒に
短繊維も除去されてしまう。

それから抄紙工程。

ここでも短繊維が出てきます。

具体的にはワイヤーパートの網に
引っかからなかったやつですね。

ワイヤーの下に抜けてしまう。

もちろんこれは回収されて
再利用されるんですけど

完全に再利用できるわけではなく
いくらかは系外に出てしまう。

こういうのに対応せずに
海に流すと公害になる。

管理人が勤務した工場はこういう
排水規制はとても厳しかったので

すべての排水は一旦工場で
処理してから流してましたけど。

いずれにしても。

パルプ製造工程でも抄紙工程でも
短繊維や無機物は必ず出てきます。

これが大問題なんですよね~

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ペーパースラッジが起こす問題

ペーパースラッジは
焼却処理すればいい。

話は簡単なんですが問題がある。

ペーパースラッジを焼却処分しても
企業の利益にならないということ。

昔、1960年代にヘドロ公害で
大変な問題がありました。

有名なのは田子の浦のヘドロ。

ウルトラマンでもヘドロ怪獣の
ザザーンというのが出てきたり。

これは製紙会社が排水処理に
お金をかけなかった事例。

ペーパースラッジ自体は
特に有害な成分はない。

繊維と無機物と水ですから。

しかし、これが大量に海や川に
流れていくと話は違ってくる。

海だと富栄養になってヘドロとか
赤潮が発生したりするわけです。

今はこういう問題が起こらないように
焼却処理をして埋め立てています。

しかし焼却場も埋め立て場も問題。

誰だって自分の住んでいるところに
そんなものは来てほしくないので。

結局は産業廃棄物なんですよね。

それで。

ペーパースラッジ灰は再利用の
研究もされているようです。

これはうまく行ってほしいですね~

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管理人のまとめ

今回はペーパースラッジとは?
再生紙製造工程で出てくる
産業廃棄物というお話でした。

ペーパースラッジは再生紙とか
製紙工程で出てくる汚泥。

成分はパルプの短繊維や
無機物と水分になります。

この中で問題なのはパルプ短繊維。

そのまま海や川に流すと富栄養で
赤潮とかヘドロとかの問題になる。

かつて1960年代にはその
公害が社会問題になった。

この頃に製紙会社は悪者の
イメージが強くなりました。

海は汚すし大気汚染はするし
臭くて汚いイメージですよね。

今では排水処理はしているし
スラッジはボイラーで燃やす。

悪臭が出ないように臭気を回収し
高い煙突を経てて拡散させる。

かつての公害のイメージを払拭するための
企業努力は相当にやっていると思います。

それでもまだまだ住民の目は厳しい。

現実的な問題として新規の
製紙工場は建設されません。

国内には場所があっても反対運動が
厳しくて作ることができそうにない。

せいぜい出来るのは敷地内での
スクラップアンドビルド程度。

紙の需要自体が減っているので
それでいいのかも知れませんが。

それにしても。

ペーパースラッジの処理のような
お金にならないものは進まない。

そこは企業活動なので利益が出ないと
やらないというのはそうなんですけど

もうちょっと人間への配慮ができていれば
ここまで悪いイメージにならなかったのに。

企業の競争力と環境への配慮が
両立できればいいんですけどね~

この記事が、ペーパースラッジの
参考になればと思います。

ペーパースラッジがうまく
再利用出来るといいですね!

(参考)
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