文庫本のカバーを印刷!インクジェット光沢紙で出来るのか?

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文庫本 カバー 印刷

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回のお話は、文庫本のカバーを
印刷するがインクジェットで出来るのか?

管理人はあてもなく本屋に入って
なんとなく本を買ってしまうんですけど。

あの本の表紙というのはすごいですね。

中身がどんなにつまらなくても
表紙が良ければ売れますから。

ラノベの表紙なんかは特にそうで
イラストの良し悪しで売上が決まる。

それで中身が良ければヒットする。

そういう感じがします。

それは一般書籍でも同じことで
表紙が悪いとダメですよね。

洒落た感じになっていないと
手にとってもらえませんから。

タイトル、キャッチコピー、
帯の紹介も重要ですけどね。

目的なく本屋に入った人間が
手に取るかどうかはそこですから。

それはそうと。

文庫本の表紙カバーを自作するのは
これとはちょっと違いますが、

光沢紙でおしゃれに仕上げたい
というのは分かる気がします。

見えるところですからね。

ということで。

この記事では、文庫本のカバーの印刷が
インクジェットでできるのかについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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文庫本のカバーの印刷は光沢インクジェットで出来る

結論からいうと文庫本のカバーの印刷で
市販のコート紙のような印刷をするなら

光沢インクジェット用紙を使えば
似たようなものが出来ます。

注意点は、紙が厚いと折り曲げたとき
塗工層が割れることがあること。

これは銘柄によっても違うので
どれなら大丈夫とは言えません。

カバーなのであまり薄いものは
使いにくいでしょうが、

紙厚の薄めのものを使うほうが
安全だと思います。

また、両面印刷するつもりなら
必ず両面印刷用が必要です。

片面印刷用は表面に印刷できても
裏面に印刷するとにじむことがあります。

ここも十分注意が必要ですね。

ただし、一般のコート紙は
インクジェット適性がありませんから。

インクジェットで印刷すると
にじんで使い物になりません。

チラシの裏が白いやつにインクジェットで
印刷してもインクがにじむだけです。

インクは無駄になるし、プリンタは
汚れるのでやらないように。

なお、文庫本のカバーを自作するとき
インクジェット印刷適性があれば

紙の種類は光沢紙以外でも
なんでも使えます。

マット調インクジェット用紙でも
コピー用紙でも使えます。

インクジェット対応クラフト紙も使えます。

ファンシーペーパーや色上質紙もあり。

折り曲げて塗工層が割れる
心配があるなら非塗工の方が良いし。

今回は光沢のある紙ということですが
要するにインクジェット用紙ならOK。

そういう感じですね。

文庫本のカバーはインクジェット以外なら何がある?

文庫本のカバーで光沢があるものなら
光沢インクジェット用紙を使うとお話ししました。

では個人で印刷するときに
他の選択肢はあるのか?

たとえば、レーザープリンタは使えます。

個人で持っていなくてもコンビニを使うとか。

A4サイズなら写真印刷も出来ます。

紙はこちらから持ち込みはしにくいので
コンビニにある紙を使うことになりますが。

光沢紙が良いなら写真用
普通紙でいいならカラーコピー。

その程度の使い分けは出来ますね。

自宅にあるインクジェット用紙のようには
自由にはなりませんがそれなりに使えます。

自宅とかオフィスとか自由になる
カラーレーザープリンタがあれば

それはもちろん使えますけど
それも専用紙が必要です。

適当な紙に印刷しようとしても
トナーが定着しなかったり

搬送時に紙詰まりを起こしたりと
トラブルのもとになります。

紙厚が厚すぎても薄すぎても
詰まりますからね。

コピー用紙は普通に使えますが、
コート紙は専用紙がいいでしょう。

それでも色々試してみるのなら
そこは自己責任でお願いします。

文庫本のカバーの印刷は枚葉印刷

ここからは余談です。

今回は文庫本のカバーを個人で
作成するならということなんですが

一般的な商業印刷であれば
枚葉オフセット印刷が多いです。

枚葉というのは平判のことです。

文庫本の発行部数にもよりますが
部数が少なければ枚葉になります。

オフセット輪転は速度が速いので
ロットが小さいと生産のロスが大きい。

だから小回りのきく枚葉になります。

また、印刷品質という点でも
枚葉印刷の方が印刷上がりがいい。

こんな感じでオフセット枚葉
印刷になることが多いですね。

それから、部数によってはオンデマンド
印刷というのもありますね。

数枚ならインクジェットでいいでしょうが
数百枚となるとインクジェットでは多すぎて

枚葉印刷では少なすぎるというような
ときにオンデマンド印刷になるかなと。

オンデマンド印刷の場合だと
コート紙を使うことが多いですかね。

このあたりどんな紙を使うのかは
印刷屋さんと相談になりますが。

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管理人のまとめ

今回のお話は、文庫本のカバーを印刷するが
インクジェットでもできるのかでした。

結論は光沢インクジェット用紙を使えば
コート紙のような印刷が出来る、でした。

また、コート紙に限らず、インクジェットに
対応していれば何でも可能ということ。

クラフト紙やファンシーペーパーでも
使えるということです。

それからレーザープリンタでも出来ます。

いずれにしても専用紙を使う必要は
ありますが印刷可能ということです。

あと、印刷枚数によって、
商業印刷の枚葉印刷を使うか、

オンデマンド印刷を使うかという
選択になるということでした。

この記事が文庫本のカバーの
印刷の参考になればと思います。

良いカバーを作って下さいね!

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