牛乳パックはオーブンで溶ける?内側のラミネートがやばい!

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 8 分で読めます。

牛乳パック オーブン 溶ける

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、牛乳パックはオーブンで溶ける?
内側のラミネートがやばいというお話。

管理人も牛乳は飲みます。

昔はガラス瓶でしたが今は紙パック。

いつの間にやらビンはなくなりましたね~

それであの牛乳パック、
紙としてはしっかりしてます。

だから牛乳を飲んだ後も
再利用したいと思うんでしょう。

牛乳パックでケーキを焼くとか
お菓子を作る人も多いようで。

ただ、あれをやっても良いのか?
というのが問題ですよね。

ということで。

この記事では、牛乳パックはオーブンで
溶けるのか、ということについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

牛乳パックは内側のラミネートがオーブンで溶ける

まず、牛乳パックは複合材料です。

紙の部分とラミネートの
部分があるんですね。

こんな感じ。

 

(外側)

ポリエチレンラミネート
ポリエチレン層

(内側、牛乳など)

 

それで、たとえばオーブンの温度が
200度だったとするとどうなるか?

この場合、紙は燃えませんし溶けません。

しかし、ポリエチレンラミネートは溶けます。

溶けるというか軟化します。

それで、ポリエチレンも
種類があるんですけど、

その品種というか分子量によりますが
だいたい、80℃くらいで柔らかくなります。

だから200℃のオーブンの中では
ポリラミ部分が溶けるということです。

ただ、このラミの部分がケーキと
接触していると、いきなり200℃、

というわけではないので温度が
上がるまでの時間はかかります。

しかしいずれ温度が上がると
ラミネートは柔らかくなります。

ですから、牛乳パックをそのままケーキ
作りに使うのはおすすめできません。

ではどうするのがいいか?

ひとつの案としてはクッキングシートを
内側に敷いておくというのがあります。

クッキングシートは紙に
シリコーンを塗工していて

これは耐熱性が200℃以上あり
熱で溶けることはありません。

ですから、牛乳パックの内側に
クッキングシートを敷いておく。

これなら牛乳パックのポリエチレンが
溶けてもクッキングシートがあるので

直接ケーキにくっつくという
ことはないわけです。

ケーキに溶けたポリエチレンが
入り込むこともないし

クッキングシートであれば
ケーキを取り出すのも簡単。

クッキングシートはくっつきませんからね。

これで牛乳パックの再利用も
出来るのではないかと思います。

ちなみに。

クッキングシートとよく似た紙で
ワックスペーパーがありますが

これは耐熱性がないのでオーブンで
使わないほうが良いです。

このワックスペーパーに使っている
ワックスの成分はろうそく。

ろうそくはパラフィンの仲間ですが
ポリエチレンと構造がよく似ています。

いずれにしても、温度が高くなると
ワックスが溶けてきます。

紙は問題なくても紙に含浸している
ワックスが溶けてケーキにくっつく。

人体に害はないことになっていますが
あまり気持ちのいいものではないでしょう。

溶けたポリエチレンがケーキに
接触しないだけならアルミホイルとか

最悪、コピー用紙でも使うほうが
マシかも知れませんね。

でも、ケーキをキレイに取りたいなら
クッキングシートがおすすめです。

牛乳パックを電子レンジで使うのも注意

ここまで牛乳パックをオーブンで
使うときの注意点をお話しました。

基本的には内側のラミネートが
溶けるのでクッキングシートも使う。

ケーキを焼くときなどはその方がケーキを
取り出しやすくなるのでおすすめ。

ということでした。

では電子レンジで使うときはどうなのか?

これも結局加熱調理なので
おすすめはできません。

液体を温めるときなど
牛乳パックはよさそうですが

100℃近い水が長時間ポリラミに
接触するとやっぱり軟化するので。

それから、本当に危険なのは
ロングライフパックになっているもの。

ロングライフパックというのは
見た目は内側が銀色になってます。

この銀色、アルミホイルの色なんですね。

それで、アルミホイルって電子レンジで
加熱すると燃えることがあるんですよね。

電磁誘導で放電して火花を
出すということらしいです。

ややこしいことは分かりませんが。

ただ、アルミ製品を電子レンジに
入れるのはとても危険なこと。

だからロングライフパックを電子レンジで
加熱すると燃える可能性があるのでNG。

オーブンのように加熱するだけなら
アルミも特に問題ないんですが

電子レンジのようにマイクロ波で
温めるものには使ってはいけない。

とりあえず銀色のものは警戒すべき。

アルミは便利なのでどこにでも
ありますから要注意だと思います。

管理人のまとめ

今回は、牛乳パックはオーブンで溶ける?
内側のラミネートがやばいというお話でした。

結論としては牛乳パックに使われる
ポリエチレンラミネートが溶けます。

紙は溶けませんが。

このポリラミは牛乳パックの内側にも
使われているので食品に接触すると

食品の中にポリエチレンが
混入するということになります。

ポリエチレン自体は毒物ではないし
普通に食品包装材料として

使われているものではありますが
食べてしまうというのは気分が悪い。

消化されることもないので少量で
人体に被害があるとは思いません。

しかし、そうならないように
注意するのは当然のことでしょう。

なので、牛乳パックをオーブンで使うなら
内側にクッキングシートを敷いておく。

これなら食品に直接溶けた
ポリラミが接触することはないし

クッキングシートはケーキから
剥がれやすいので取り出しやすい。

何かと便利だと思いますね~。

なお、牛乳パックを加熱するのは
業界団体的にはNGのようです。

基本的に冷蔵または常温保存の
ための容器だからということです。

とはいえ、牛乳パック容器としては
優秀なので再利用したいでしょう。

うまく使ってほしいと思いまsね。

この記事が、牛乳パックをオーブンで
使うときの参考になればと思います。

美味しいお菓子を作って下さいね!

●こんな記事も読まれています

パウンドケーキを牛乳パックで作りたい!そのまま使えるの?

https://kamiconsal.jp/poundcakemilkpack/

タイトルとURLをコピーしました