ケーキの敷紙にクッキングシート。180℃で40分はOKか

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ケーキ 敷紙 クッキングシート

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ケーキの敷紙にクッキングシートを
使うとき180℃で40分はOKかというお話。

管理人はケーキを焼いたりしませんが。

クッキングシートの耐熱性は分かります。

結論から言うと普通は大丈夫。

クッキングペーパーにもよりますが
250℃、20分で大丈夫というなら

それより低い温度ですから
時間が長くなっても普通はOKです。

もちろん使用状況によって
変わるとは思いますが。

ではなぜクッキングシートは
高温でも大丈夫なのか?

ということで。

この記事では、ケーキの敷紙に
クッキングシートを使うとき

180℃で40分はOKか
ということについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ケーキの敷紙にクッキングシートが高温でも使える理由

ケーキの敷紙にクッキングシートを
使うのは普通のことですが。

ではなぜあんな高温でも
クッキングシートが使えるのか?

実は紙の発火温度は290℃とも
450℃とも言われています。

新聞紙のように薄いものは290℃、
普通の紙は450℃のようですね。

管理人は直接に紙の発火試験を
やったことはありません。

しかし、200℃近い乾燥器に長時間
紙を放置はやったことがあります。

乾燥器に入れたまま忘れてた
という失敗なんですけど。

ただ、そういう場合でも鉄板に
接触していると焦げますが

そうでない部分は熱くなるだけで
燃えたりはしませんでしたね。

それはろ紙とかそういう普通の紙。

それから、コート紙の場合は
ブリスター試験というのがあります。

これは「てんぷら試験」と呼んでましたが
紙を短冊に切って油に入れるんです。

この試験自体はコート紙をオフセット
輪転機で印刷したときに

熱風乾燥しても問題ないかどうかを
確認するための試験なんですが

その時の温度が180℃とか200℃とか
そういう高温で実施するんですね。

まさにてんぷらです。

でもそれで紙が燃えるかと言うと
燃えることはありません。

色は付きますけどね。

ということで意外にも紙は
そう簡単には燃えないんです。

ただし、燃えやすい油が
染み込むと燃えるかも知れません。

それでも、クッキングシートの場合は
両面シリコーン塗工されているので

水や油をはじきますから簡単に
油が染み込むことはない。

それから、この塗工しているシリコーン
触ればツルツルしています。

これは表面にくっつきにくい
という性質の表れと言えます。

だからケーキの敷紙に使うんですが、
つまりそれは水や油もはじきやすい。

だから紙に薬品が染み込みにくい
ということになります。

ではそのシリコーンの耐熱性は
ということなんですが、

これは200℃-400℃という
ことになっているようです。

シリコーンと言っても色んな
化合物がありますから

それなりのものからかなり
高温のものまであるわけですね。

紙よりは低めかも知れませんが
200℃で燃えるようなことはないです。

そもそもそんな温度で燃えるなら
クッキングシートに使いませんから。

こんな感じで、紙もシリコーン樹脂も
熱には強いということです。

燃焼の反応速度について

ここからは余談です。

今回はクッキングシートで説明書には
250℃、20分は大丈夫と書かれているが

180℃、40分はどうなのか
ということだったんですが

これについて管理人の
思うところをお話します。

まず、化学の反応速度と
温度の関係というのを考えますが

一般的には10℃温度が上がれば
反応速度は2-3倍になると言われます。

燃焼も化学反応の一種ですから
ある程度そういうことを考えていい。

そうなると、温度はとても重要。

極端な話、常温で何時間放置しても
絶対に燃えることはありません。

しかし、800℃のライターの火を
当てれば紙なんて一瞬で燃えます。

この記事で問題にしている温度は
250℃と180℃ですから70℃の差がある。

時間の差は20分と40分で2倍。

化学反応速度は10℃の差で
2-3倍ということですから

70℃の差があればその時間は
もっと長くなるということです。

ものすごく大雑把に考えても
250℃、20分で大丈夫なら

180℃、40分も大丈夫
ということになるんですよね。

使用する環境によって状況は変わるので
絶対とは言えませんが第他は大丈夫。

燃えることはないでしょう。

ただ、使い方で怖いのは紙が
鉄などに接触することですね。

金属はオーブン内の設定温度より
加熱される可能性が高いです。

そういう部分に紙が接触すると
焦げる可能性はあります。

オーブンに長時間入れるときは
こっちの方が気になるところです。

そういう部分に気をつければ
ケーキの水分が蒸発する間は

温度は低いわけですから実際に
高温になっている時間は短い。

まあ、色々考えるよりも実際に少量で
試してみるのが手っ取り早いですけどね。

管理人のまとめ

今回は、ケーキの敷紙に
クッキングシートを使うとき

180℃で40分はOKか
というお話でした。

結論はクッキングシートが
250℃で20分がOKなら

180℃で40分でも概ね
問題ないということでした。

使用状況によって変わって来ますが
だいたいは大丈夫ということですね。

管理人が気になるのはオーブン内で
金属に接触させないことの方です。

特に発熱部分に近い金属は
設定温度より温度が高いので

長時間紙に接触していると
紙が焦げる恐れがあります。

雑にやらないことが
重要かなと思いますね。

この記事が、ケーキの敷紙に
クッキングシートを使うときの

温度設定などの
参考になればと思います。

ケーキは美味しく焼いて下さいね!

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