はがきにインクジェット印刷!紙を選ぶ時の注意点とは?

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はがき

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

ビジネスをされている方、はがきって活用されてますか?

個人的な通信手段だったらメールや電話かもしれません。

しかしビジネスではまだまだはがきが使われますよね。

自分にも色んな企業から送られてくるダイレクトメール多いです。

こちらは大量に送付してくるので、
専門の印刷屋さんで作成したはがきが送られてきてますよね。

では事業所で300人程度の顧客に対し、
個人別に一部だけ変更してはがきを出したい。

そんな時にはどうすればいいでしょうか?

こういう要望を印刷屋さんにお願いするとコストがかかる。

だから変更部分だけを自分でインクジェット印刷したい。

ではどんな紙を選べばいいでしょうか?

この記事ではそういうインクジェット印刷の、
紙の選び方や注意点についてお伝えしたいと思います。

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はがきをインクジェット印刷をする時にはインクジェット用紙を使う

はがきをインクジェット印刷する時には、
はがき用インクジェット用紙を使う必要があります。

一番やってはいけないのは、
裏面が一般のコート紙になっているはがきを使うことです。

よく観光地なんかで見かける、
半分写真が入っていて半分が白紙になっているタイプがありますよね?

白紙部分がテカテカしてツルツルしているコート紙タイプのやつです。

あれは手書きで使うにはいいですがインクジェット印刷は出来ません。

もしもそういうたぐいのコート紙に、
インクジェット印刷をするとインクがにじんで印刷になりません。

一般のコート紙ではインクジェットインクの水分を吸収しきれないんですね。

ただし、塗工していない一般の上質紙なら、
ある程度はインクジェットでも印刷できます。

昔は文字が読めないほどにじみましたが、
今はプリンタの技術が進歩しているので、
黒一色の普通の大きさの文字くらいなら印刷できるようです。

こういうことを知らずに、
インクジェット印刷はどんな紙にでも出来る、
などと思っていると痛い目に会うわけです。

それで紙の選び方ということで、
先述した300人分くらいのはがきを、
個人個人に出したい場合のことを考えてみます。

宛名側は普通にインクジェット印刷するとか宛名シールを貼るとかする。

裏面の2/3くらいは宣伝面で300枚同じ。

しかし下の方に個別にメッセージを入れたい。

こういう場合です。

もしも印刷屋さんに丸投げするなら、
紙は印刷屋さんにおまかせでコート紙を使ってもいいと思います。

最近はオンデマンド印刷も進化しています。

印刷屋さんがうまく出来る方法を選んで印刷してくれるでしょう。

しかし印刷屋さんによっては、
個別にメッセージを入れるとなると、
割高になったり嫌がられることもあります。

それなら宣伝面だけきれいに印刷して、
あとは自分でインクジェットで個別に印刷、
という話になることがあるかもしれません。

こういう時に印刷屋さんから、
「コート紙を使えば宣伝面がきれいですよ」
と提案されたとしてもちょっと考えないといけないんですよね。

写真のようにきれいな4色印刷をしたいなら、
コート紙のほうがいいんです。

しかしその後自分でインクジェット印刷する、
ということならコート紙は使えないわけです。

だからこういう場合は、
宣伝面の印刷のレベルにもよりますが、
上質紙を選んだほうが良いと思うんです。

上質紙であればオフセット印刷出来ますし、
文字程度ならインクジェット印刷もできる。

両方きれいにと言う訳にはいきませんが、
妥協点としてはこういうところかなと。

コストが高くなっても全部自分できれいに印刷する。

だからはがき用光沢インクジェット用紙を使う、
というのならそういう選択はあると思いますが。

どんな場合でも目的によって手段は変わってきます。

ケースバイケースではあるのですが、
コート紙は一般家庭用のインクジェットプリンターでは印刷できません。

そのことは分かって紙を選んで下さい。

はがき用インクジェット用紙の開発

ここからは元製紙会社社員の体験談をお話させて下さい。

はがき用インクジェット用紙というのは、
通常のはがき用紙の上にインクジェット用塗料を塗工した紙になります。

普通のはがき用紙は厚手の上質紙のようなもの。

ある程度インクジェット印刷は出来ます。

しかし昔のインクジェットプリンターは、
そこまで対応できていませんでした。

普通の上質紙ではインクがにじんでいたと思います。

だからはがき用紙にマット調インクジェット用塗料を塗工する。

そういう感じではがき用インクジェット用紙の開発をしていました。

イラストなんかを印刷するなら塗工しないと、
きれいな印刷にならないんですよね。

ところがこれがなかなか難物でした。

なにが難しいかというと、
紙の米坪(1㎡当たりの紙の重さ)が重くて紙厚が厚い。

自分が関わった事がある通常のコート紙は、
米坪157g/㎡というのが一番重い紙でしたが、
官製はがきは209g/㎡とかになる。

だいたい1.3倍位になるわけです。

これまでやったこともない厚みの紙に塗工するだけでも大変でした。

さらに幅方向に均一に仕上げるというのがまた大変でした。

米坪が重いほどばらつきも大きくなる。

その制御が難しかったんですね。

そんな苦労をした割には官製はがきとか、
年賀はがきなんかは儲からなかったんじゃないかと思います。

裏面が光沢紙になっている、
はがき用光沢インクジェット用紙の開発もやってました。

しかしこっちは技術的に難しくて、
自分が担当者だった時にはまともなものが出来なかったです。

はがき用光沢インクジェット用紙の場合は、
表面と裏面で塗料も塗工量も大きく違ってました。

だからカール(紙が反ること)の制御も難しかった記憶があります。

いずれにしても、
インクジェット印刷の時はインクジェット用紙を選んでほしい。

百歩譲っても上質紙を使って欲しい。

間違ってもコート紙やキャストコート紙で、
インクジェット印刷しないようにお願いしたいと思います。

管理人のまとめ

ここまではがきのインクジェット印刷の注意点についてお伝えしてきました。

今後のはがきがどうなるかなんですが、
個人ではがきを出すということはますます減っていくと思います。

せいぜい年賀状ぐらいでしょう。

しかしビジネスにおいてはまだまだ活用できるはず。

実際、馴染みのお店からバースデーカード、
送られて来たら嬉しいですし。

是非はがきをビジネスに活用してくださいね!

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