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白損と黒損の違い?どちらも損紙だが印刷の前か後かが違う!

白損 黒損

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は白損と黒損の違い?
どちらも損紙だが印刷の前か後かが違う!
というお話。

管理人は元製紙会社社員。

白損とか黒損という言葉は
日常的に使ってました。

業界の言葉ですから。

では白損とか黒損はなんなのか?

その説明はこんな感じ。

==ここから==

白損は、印刷する前の段階で汚したり、折れたりして使えなくなった紙のこと。

刷りヤレや裏白紙のように、印刷はされても製品とならないものを黒損という。

==ここまで==

ということだそうです。

管理人のイメージでは白損は
断裁くずも含んでいたような気が。

こんな感じで白損と黒損はどちらも
損紙ですが印刷前後の違いになる。

これ、ちょっとした違いのようですが
古紙原料として見たらかなり違う。

ではどう違うのか?

ということで。

この記事では、白損と黒損の違い?どちらも
損紙だが印刷の前か後かが違う、について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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白損と黒損の違い。古紙原料としての処理方法が変わる

では白損と黒損のお話を。

管理人は元製紙会社社員ですから
古紙パルプのことも知ってます。

それで。

古紙パルプというのは通常は
印刷した紙を水に溶かして

パルプにして脱墨して漂白して
それを紙の原料に使うことになる。

紙をリサイクルして再生紙を作る。

印刷用紙だとこれが一般的です。

ここで使われる原料は新聞紙とか
雑誌とかそういう印刷された紙。

黒損もその中に入ります。

印刷会社から発生するものだったら
印刷して製品にならなかったもの。

正規の印刷になるまでの調整用の紙とか
トラブルが発生して使えなかった紙とか。

こういうのが大量に発生しますから
それを回収して古紙処理に回す感じ。

製紙会社としてはこういう
紙は実はありがたいんです。

品質が安定しているので。

基本的に同じ種類の紙が使われるし
基本的に劣化した紙は少ないし。

印刷会社としてはこの黒損を
どれだけ減らすかが重要課題。

効率の問題になりますからね~

もう一つの白損。

これは印刷前の紙になります。

つまり、紙としては脱墨とか
漂白とかが不要な紙になります。

インキで汚れていなければ
そのまま水に離解して使える。

スクリーンやクリーナーは通すにしても
脱墨や漂白が不要というのはメリット。

管理人のいた製紙会社では
「ブローク」と呼んでましたね。

ちょっと意味が微妙な感じですが。

紙の製造工程に置いても白損は出ます。

たとえば仕上げ工程。

巻き取りなら紙を巻き付けて
所定の長さに巻き取るわけですが

その時、一定の幅に仕上げるので
端の部分「耳」と呼んでいましたが

この部分は端面が揃うように
不要部分はスリットされる。

そういう紙は当然製品になりませんから
パルパーで離解して再度紙の原料になる。

そのときは特に汚れていないので
脱墨とか漂白は必要ないわけです。

先程は巻き取りのお話でしたが
これが枚葉でも同じことです。

平判の場合は縦横をカットしますから
そのときに細長い白損が発生する。

こういうのも回収してもとの
紙の原料になるんですね。

それと。

印刷会社や紙加工会社だったら。

巻き取り製品の最初の部分は機械への
セットの関係で損紙になることがある。

そういうのも白損になりますね。

印刷後の紙でも余白部分を
カットしたときに白損が出る。

製本工程の仕上げでもそこそこある。

こういうのを集めて使えれば
製紙会社的にはありがたい。

素性のわからない紙の混合物より
素性が安定している紙が使いやすい。

ごみの分別は面倒ですがこれなら
面倒でもやってほしいですね~

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白損と黒損の違い。ダンボール古紙では区別しない?

ここからは余談です。

ここまで白損と黒損の違いをお話しました。

ただこれは基本的に印刷用紙の話。

他に古紙を大量に使う紙は段ボール。

というか、段ボールの原料はほぼ古紙。

これは白損とか黒損とかあるのか?

管理人の経験ではその区別は
してなかったかなと思います。

というのも、段ボール古紙の場合、
脱墨とか漂白の工程がないんです。

そもそも白色度は低いし色も黄色い。

それに価格も安いので手間は掛けない。

もともときれいな印刷は
想定されてませんからね。

段ボールでも当然ながら加工時に
白損に当たるものは出てきます。

そういうのはパルパーで離解して
そのまま元の紙の原料になる。

外部から回収された段ボール古紙は離解、
精選されてWPという古紙パルプになる。

WPというのはウェストパルプの略。

Wasted Pulp、くず、ボロの意味。

最下級のパルプの意味ですね。

紙にするのでゴミは駄目ですけど
色調とかはどうでもいい感じ。

まあそういうことで白損だとか
黒損だとか気にしてないわけです。

製造する側としては捨てるようなパルプ
と言われたらちょっとムッとしますけど。

それだけ安く作る紙ということなんですね~

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管理人のまとめ

今回は、白損と黒損の違い?どちらも
損紙だが印刷の前か後かが違う!
というお話でした。

白損とか黒損とか基本的に
印刷用紙の損紙の分類です。

印刷前に発生してしまう損紙が白損、
印刷後に発生した損紙が黒損になります。

どちらも損紙ですからできるだけ
その数量を減らさないといけません。

生産効率の問題になりますから。

発生した損紙は古紙として処理されますが
白損はそのまま原料に出来るのに対して

黒損は一般の印刷物と同じように脱墨、
漂白をして古紙パルプとして使います。

白損も黒損も損紙には変わりないですが
古紙原料としては大きく違いますね。

管理人的にはこういう部分の分別は
十分やってほしいなと思います。

一般家庭では関係ないですけどね~

この記事が、白損と黒損の
違いの参考になればと思います。

白損と黒損、ちょっと気にしてみて下さいね!

(参考)
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