ポスターで光るものについて。どうやって光らせているのか?

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 8 分で読めます。

ポスター 光るもの

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ポスターで光るものがあるが
どうやって光らせているのかというお話。

管理人はあまり見たことはないですが、
光るポスターがあるんですね。

選挙なんかで使うそうです。

選挙では目立ってナンボ
みたいなところがありますから。

その他で実用的なものとして、
壁の照明スイッチの側に貼っておいて

暗くてもそのあたりにスイッチがあると
分かるようにすることがありますね。

自動的に人間を感知して勝手に
オンオフするタイプが増えましたが。

それから車のライトに当たると
光るというタイプもありますね。

倉庫では光る安全ベストを着て
作業をしている人がいました。

反射テープが貼ってあるようですね。

ところでこの光るポスターとかテープ
いったいどうなってるんでしょうか?

ということで、

この記事では、ポスターで光るものがあるが
どうやって光らせているのかについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしようと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ポスターで光るものは蓄光塗料やガラスビーズの印刷

結論から言うとポスターで光るものは
蓄光塗料やガラスビーズを印刷しています。

蓄光塗料というのは
文字通り光りを貯める塗料。

昼間明るいうちに光をためて
夜暗くなったらぼんやり光る。

紫外線を吸収して燐光を徐々に放出する。

そういう物質なんだそうです。

そういう物質があるのでこれを
インクに配合して印刷するわけですね。

よく似たものに夜光塗料があります。

夜に時計を見たら針のところだけ
ぼんやり光ってるやつ。

大昔はラジウムなどの放射性物質を
使っていたようですが、その塗料工場で

ガンの人が多発したので
使用中止になったんだとか。

今は使われていませんが、
古い時計には残っているかも。

といってもガラス越しだし、もう半減期も
過ぎているので実質被害はないですが。

それでこの蓄光塗料、
現在の主流はこんな感じ。

ウィキペディアによると

1993年には日本で、
根本特殊化学が放射性物質を含まない

アルミン酸ストロンチウム系の
蓄光(燐光)物質(蓄光性夜光顔料)を開発した。

アルミン酸ストロンチウム蛍光体による
「N夜光(ルミノーバ)」と呼ばれるもので、

従来の硫化亜鉛系蛍光体よりも
残光輝度が10倍高く残光時間も10倍長い

ということだそうです。

アルミン酸ストロンチウムと言われても
なんのことだか分かりませんが、

化学式はSrAl2O4

ということで、ストロンチウムと
アルミニウムの酸化物のようですね。

それ以上のことは分かりませんけど。

次にガラスビーズ。

中空ガラスビーズを塗料に入れて
再帰反射させることで光らせる。

小さなガラスビーズに光が当たれば
当たった光を反射するということです。

ただ、中身が詰まっていると乱反射ですが、
中空だと入射方向に光が戻るようです。

そういう性質を利用してライトに対して
ピカッと光らせるというわけですね。

実用的には先ほどお話した安全ベストの
反射テープ以外だと道路の白線ですね。

あれも暗いときには光りますが、
車のミラーの光を反射してるそうです。

それから、ガラスビーズに蓄光塗料を
充填した材料もあるそうです。

光が当たるとピカッと光って、
当たらなくてもぼんやり光る。

蓄光塗料は耐水性が低いので
そこをカバーすることにもなるんだとか。

こちらは実用化されているか
よく分かりません。

価格的な問題がありそうですけどね。

光る素材の蓄光塗料や中空ビーズと安全について

ここからは余談です。

光る塗料が何に使われるかと言うと
安全性向上のために使われるようです。

ポスターもいいですが、
そんなことより身の安全。

蓄光塗料だと非常口の表示とか。

暗いところでも光ってほしいですからね。

倉庫に入るときの安全ベストとか。

そういえば。

管理人は、四国八十八ヶ所を
歩いて回ったことがあります。

そこでトンネルの中を歩くことがありました。

昔は山越えの難所だったんでしょうけど
現代はトンネルになっているわけです。

だいたいトンネルの中を
歩けると知らなかったんですが

トンネルの中を歩くのは
とんでもなく恐いんですよね。

車が走ってくるとトンネル内で音が反響して
全方位から轟音が聞こえるわけです。

それでトンネルに入る前に反射テープの
タスキをつけて歩いてました。

これをつけていれば光るので
車が避けてくれるわけです。

実際のところ、長いトンネルは
だいたい歩道があるんです。

そういうところは危険はありません。

しかし、中途半端なトンネルは歩道がない。

車の数も少ないですが、
一つ間違えば事故になりそうでした。

車で5分は歩けば1時間。

車にとって短いトンネルでも
歩きだとかなりな距離になる。

その間、反射テープは光って守ってくれる。

お遊びのようなポスターの材料ではなく
本来は安全に不可欠なものなんです。

管理人のまとめ

今回は、ポスターで光るものがあるが
どうやって光らせているのか、でした。

結論は蓄光塗料や中空ビーズを
印刷しているということでした。

蓄光塗料は明るいときに紫外線を吸収して
暗くなると燐光を徐々に放出する材料。

アルミン酸ストロンチウム系が主流。

中空ビーズは名前の通り
中空のガラスビーズ。

これに光が当たると再帰反射と言って
入ってきた方向に光を反射する。

こちらは光があたったときに
ピカッと光るタイプですね。

いずれにしてもこういうような
素材を使っているということです。

選挙のポスターにも使われますが
もっと重要なのは安全対策。

非常口を目立たせるとか暗くても壁の
スイッチの位置が分かるようにするとか。

倉庫に入ったときにライトで照らされて
位置確認できるようにするとか

暗い道路でも白線に光が
当たれば光るようにしておくとか。

そういう用途のほうが重要だと思います。

この記事がポスターが光る
理由の参考になればと思います。

いいポスターを作って下さいね!

タイトルとURLをコピーしました