耐水紙の性質！水に濡れても破れないがリサイクルも難しい？

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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、耐水紙の性質！
水に濡れても破れないが
リサイクルも難しい？
というお話。

紙は水に弱いのが一般的ですが、
「耐水紙」と呼ばれる特殊な紙は、

水に濡れても破れにくい
性質を持っています。

例えば、屋外で使用される
ポスターやメニュー表、

お風呂で読める本などに活用されているのを
見たことがあるかもしれません。

しかし、この便利な耐水紙には
「リサイクルが難しい」という
デメリットもあります。

ということで。

この記事では耐水紙の性質！
水に濡れても破れないが

リサイクルも難しい？
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

耐水紙とは？その特徴と種類

耐水紙とは、水に濡れても破れにくく、
強度を保つことができる紙のこと。

一般的な紙は水を吸収すると
繊維がほぐれてしまい、

簡単に破れたり形が崩れたりしますが、
耐水紙はその影響を受けにくい構造に
なっています。

耐水紙にはいくつかの種類があります。

合成紙（ユポ紙など）
プラスチックを主成分とした紙で、非常に耐久性が高く、水だけでなく油や薬品にも強いのが特徴です。選挙ポスターや食品パッケージ、地図などに使用されることが多いです。
コーティング紙（ラミネート加工紙）
普通の紙の表面に耐水性のあるコーティングを施したもの。比較的安価に耐水性を持たせられるため、メニュー表や地図、屋外ポスターなどでよく使用されます。
特殊処理紙（撥水加工紙）
紙の繊維自体に撥水性を持たせたもの。水を弾きながらも、通常の紙と近い風合いを持つため、ノートやメモ帳、食品包装紙などに使われることがあります。

これらの耐水紙は、使用目的に応じて
適切なものが選ばれています。

耐水紙には、一般的な紙にはない
多くのメリットがあります。

これらの特性を活かして、
耐水紙はさまざまな場面で
使用されています。

耐水紙は非常に便利な素材ですが、
リサイクルが難しいという
デメリットがあります。

その理由はいくつかあります。

繊維が解けにくい
普通の紙は水に溶けて繊維がほぐれ、再び紙として再利用できます。しかし、耐水紙は水をはじく性質を持っているため、繊維がうまくほぐれず、再生紙の原料にするのが難しくなります。
プラスチックが含まれる場合がある
特に合成紙はプラスチックが主成分のため、通常の紙とは異なる処理が必要です。燃やして処理する場合、プラスチック由来の有害物質が発生する可能性があるため、環境負荷の問題も指摘されています。
ラミネート加工紙は分離が困難
紙の表面にプラスチックコーティングが施されているタイプの耐水紙は、紙とプラスチックを分離するのが難しく、リサイクルには向いていません。

こうした理由から多くの耐水紙は通常の紙と
同じリサイクルルートでは処理できず、
可燃ごみとして処分されることが一般的。

一部の自治体や企業では、耐水紙専用の
リサイクル方法を模索しているところも

ありますがまだ広く普及している
わけではありません。