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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、バイオマスインキと
ベジタブルインキとボタニカルインキの違い
と言うお話。
管理人も大豆インキとかの植物由来の
インキについては聞いたことあります。
色んな名前のものがあるんですね。
今回ぼバイオマスインキとか
ベジタブルインキとか
ボタニカルインキというのも
そういうものの仲間のようです。
みんな同じようなものに見えますが
なにかちがいがあるのでしょうか?
ちょっと気になります。
ということで。
この記事ではバイオマスインキと
ベジタブルインキとボタニカルインキの違い
について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
バイオマスインキ、ベジタブルインキ、ボタニカルインキとは
まずはそれぞれのインキの定義を。
バイオマスインキ
「バイオマスインキ」とは、綿、パルプ、米ぬか、植物油、被子植物の種などの生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したインキです。
ベジタブルインキ
「ベジタブルインキ(植物油インキ)」とは、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油など、「再生産可能」な植物由来の油を原料としたインキ。
ボタニカルインキ
サカタインクスが開発した「ボタニカルインキ」は、樹木や種子などから得られる植物由来成分を、インキ固形分中に10%以上を含有しています。
ネットで拾ったのはこんな感じ。
環境に配慮したインキというのは全部同じ。
正直言って違いはわかりません。
ただ、明確に違うことがあります。
バイオマスインキは、
「一般社団法人日本有機資源協会」が運営。
ベジタブルインキは
「印刷インキ工業会」が運営。
ボタニカルインキは
「サカタインクス」が運営。
ということで運営母体が違います。
もうちょっと付け加えると
一般社団法人日本有機資源協会は
バイオマスインキ以外にも
バイオマスエネルギーなど
バイオマス、と言う観点から
色々な取り組みがあるようです。
印刷インキ工業会は名前の通り
印刷インキ関連の会社の集まり。
サカタインクスは一企業が
中心という感じですね。
バイオマスインキ、ベジタブルインキ、ボタニカルインキの使用用途
バイオマスインキ、ベジタブルインキ、
ボタニカルインキの違いなんですが。
それぞれのインキの印刷に置ける
使用用途は若干違うようです。
細かく言うと印刷方式の違い。
バイオマスインキとボタニカルインキは
グラビア印刷で使われることが多いらしい。
もちろんオフセット印刷もありますが
品揃えを見るとグラビアが多いですね。
一方のベジタブルインキはオフセット印刷。
これはどの印刷方式をターゲットに
開発したかの違いですかね。
念のためインキの性質を確認しておくと。
オフセットのほうが粘度が
高く水飴みたいな感じです。
グラビアやフレキソはシャバシャバで
普通の水みたいな感じになります。
管理人のまとめ
今回はバイオマスインキと
ベジタブルインキとボタニカルインキの
違いというお話でした。
結論から言うとバイオマスインキも
ベジタブルインキもボタニカルインキも
環境に配慮したインキという点では
同じようなものということでした。
一応バイオマスインキは生物由来
ベジタブルインキは植物由来
ボタニカルインキも植物由来と
微妙に違ってはいますけど。
それ以外の違いというと
運営母体が違うことかなと。
バイオマスインキは
一般社団法人日本有機資源協会
ベジタブルインキは
印刷インキ工業会
ボタニカルインキは
サカタインクス
ということになってます。
ロゴなんかもそれぞれ違いますね。
管理人には見分けが付きません。
とりあえず環境にいいんだろうな
くらいの認識になってますね~
いずれにしても。
品質やコストをあまり変えずに
再生可能原料を使うという取り組み。
うまくやってほしいと思いますね~
この記事が、バイオマスインキと
ベジタブルインキとボタニカルインキの
違いの参考になればと思います。
環境にいいインキ、
うまく行ってほしいですね!
(参考)
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