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ミラーコート紙はインクジェットで印刷できる?できません!

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ミラーコート紙はインク
ジェット印刷できるのかというお話。

管理人、製紙会社に入るまで
紙の銘柄など知りませんでした。

まあ、ほとんどの人はそうだと思いますが。

それで。

当時はまだ神崎製紙が王子製紙に
吸収合併される前だったんですが、

その当時コート紙と言えば神埼
という感じだったんですよね。

なので、業界の正式な名称が
コート紙であったにもかかわらず

コート紙を買う、ではなくて
トップコートを買うと言ってました。

各社コート紙を製造していても
印刷屋さんはトップコート。

そういう感じだったんですよね。

どの業界でも似たようなことがあって
サインペンはマジックを言ったりするし。

宅配便は宅急便というわけだし。

つまりはあれと同じことです。

それで。

実はこのミラーコートもそれと同じ。

本来はキャストコート紙なんですが
神崎製紙のミラーコートが強かった。

それでいまだにキャストコート紙のことを
ミラーコートと呼ぶ人がいるわけです。

いわゆる代名詞、というやつですね~

ミラーコート、今は王子製紙になってますけど。

それはそうとして。

このミラーコートはインクジェットに使えるのか?

ということで。

この記事では、ミラーコート紙はインク
ジェット印刷できるのかについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ミラーコート紙はインクジェット印刷できません!

結論から言うとミラーコート紙は
インクジェット印刷できません。

そもそもミラーコート紙は
キャストコート紙の一種。

このキャストコート紙というのは印刷用紙。

インクジェット用紙ではないんですね。

通常、キャストコート紙はオフセット
印刷という方法で印刷されます。

家庭用のインクジェット印刷とは
全く印刷方式が異なるんです。

つまり、ミラーコートはインク
ジェットに対応していません。

紙なんてどんなものでも印刷できると
思っていたらそれは大きな間違いです。

実は印刷方式に合わせないと
まともな印刷は出来ません。

オフセット用ならオフセット用、
インクジェット用はインクジェット用。

それぞれに対応方法が違うんです。

ミラーコートをインクジェット印刷したらどんな問題があるのか

ミラーコートをインクジェット印刷したら
どんな問題が起こるのでしょうか?

一番の問題はインクが紙に吸収されない。

これが大問題です。

インクがにじむ、というような
生易しいものではないです。

紙の上をインクが流れる感じになります。

インクジェットインクというのは
8割が水なんですけど

その水分を紙が吸収しないと
インクが紙に定着しない。

オフセット印刷の場合はインクが油性で
そんなに大量の水を吸収する必要はない。

この時点で品質設計が全く違うわけです。

だから、ミラーコートをインクジェットで
印刷するとインクが流れて印刷にならない。

ミラーコートをインクジェットプリンタで
印刷しても壊れることはないでしょうが

乾かないインクがあちこちについて
汚してしまうのは間違いないです。

そして面倒なのはその後に普通の
インクジェット印刷をやるとなると

ロールについたインクが次の紙を
汚してしまうかも知れないということ。

掃除をきちんとしておかないと
どこでインクが付くかわからない。

こういうトラブルが発生するわけです。

水分を吸収しきれないキャストコートを
インクジェットで印刷してはいけません。

専用紙を使ってくださいというのは
そういうことだったんですね。

ミラーコート紙によく似たものは光沢インクジェット用紙

ここまで、ミラーコート紙をインクジェットで
印刷できないお話をしてきました。

では、代わりになる紙はあるのか?

もちろんあります。

それが光沢インクジェット用紙。

実は光沢インクジェット用紙は主に
写真の代わりに開発されたもの。

なので、むしろミラーコートより
高級な印刷面になります。

たとえばこんなやつ。

コクヨ インクジェットプリンタ用紙 写真用紙 光沢紙 A4 100枚 KJ-G14A4-100

家電量販店に行けば
色々売ってますよね。

ミラーコートと光沢インクジェット
作る工程は結構よく似ています。

キャストコート紙はキャストコーターを使う。

光沢インクジェットもキャスト
コーターを使うことがあります。

やっぱり表面を鏡面にするには
キャストコーターがいいんでしょう。

しかし、塗料は全く違う。

ミラーコートのような一般的な
キャストコート紙ではオフセット用、

光沢インクジェットようには
吸水に優れた塗料を使う。

管理人が開発に関係していた頃は
キャストコート紙はクレーが主体で

光沢インクジェットはシリカが主体と
まったく塗料の中身は違ってました。

見た目だけでは分からないんですが
品質設計が違うものは使えない。

用途に合わせて使いましょうということです。

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管理人のまとめ

今回は、ミラーコート紙はインクジェット
印刷できるのかというお話でした。

結論は、出来ません。

ミラーコートというのは旧神崎製紙、
現在の王子製紙のキャストコート紙。

つまり、キャスト子コート紙の
代名詞的な1銘柄ということです。

そして、キャストコート紙は主に
オフセット印刷で使われる紙。

インクジェット印刷には非対応。

なので、もしもミラーコートで
インクジェット印刷すると

インクに含まれる水分が紙に
吸収されずに流れてしまう。

そのため印刷できないということです。

管理人も光沢インクジェットの開発に
関わったことがありますが

吸水しない紙をインクジェットプリンタで
印刷すると悲惨なことになりましたね。

紙の上ではインクが流れるし
プリンタは汚れまくるし。

ロールが掃除できていなくて次の紙を
印刷したらそれもまた汚れるという。

管理人の場合は完全に実験で
分かってやっていたわけですが

一般の家庭で知らずにやってたら
本当に面倒なことになると思います。

いくらミラーコートと光沢インクジェットの
見た目が似ていても非対応だと使えない。

十分注意して欲しいところです。

この記事が、ミラーコートがインクジェットで
使えない理由の参考になればと思います。

紙は目的に合ったものを使ってくださいね!

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