紙のシールが便利な理由。セパレーターの存在が大きい!

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管理人の紙コンサルこと、
べぎやすです。

このカテゴリでは紙のシールについて
お話したいと思います。

紙のシールって子供は大好きですよね。

カラフルな手帳にシールを貼っている
女性も見たことがあります。

親子でシールで遊ぶとか
そういうのもあるでしょう。

それ以外でもシールは目印などに
よく使われます。

屋外なんかでも
使い勝手が良いですよね?

では何故そんなに便利なのか?

その手軽さはなにによるのか?

実はそれはセパレーターのおかげだと
管理人は考えています。

このカテゴリでは
紙のシールが便利なのは

セパレーターがあるから
ということをお伝えしたいと思います。

【紙のシール セパレーターの役割】

まずシールの構成。

大まかには、

上紙、粘着層、セパレーター

この3つの層から構成されています。

上紙はシールとか
ラベルとして貼る部分です。

粘着剤は糊ですよね。

セパレーターは剥離紙とか
シール台紙とも呼ばれます。

その材質は主に紙です。

剥離紙とかセパレーターという名の通り
剥離剤が塗工されていて

粘着剤は貼れるけれども
きれいに剥がせる。

そういう風にになっています。

また粘着層がむき出しだと
ゴミやホコリが付いて

性能が出なくなりますから
粘着層を保護する役割もあります。

そして上紙の台紙になります。

シールやラベルの場合
見た目で重要なのは上紙ですが

貼り付けた後の性能では
粘着剤が重要です。

ただし使用するときの便利さ
という点では剥離紙が重要。

管理人は先程なにげなく、

「そして上紙の台紙になります」

と書きましたが

このことが使用するときの便利さで
最も見過ごされやすいところです。

どういうことか。

例えばスーパーのタイムセールで
シールを貼るとします。

この時シールは抜き加工されていて
シール台紙から剥がしてすぐ貼れます。

抜き加工というのは
「半額」とか書かれているラベルが

丸とか四角になってますが
あんな形に抜いているということです。

いずれにしても抜き加工しているから
簡単にシールが貼れるわけです。

これがもしテープだったらどうか。

「半額」と印刷されているとして
その部分をハサミかカッターで

切り取りながら貼り付けるという
作業をしなければなりません。

面倒だし危ないです。

では丸とか四角に切っているが
糊の付いていない上質紙だったら?

カッターやハサミはいりませんが
一枚一枚糊をつけて貼らないといけない。

これも相当手間がかかりいます。

シールとなにが違うのか?

そうです、台紙があるかないか、
ここが大きく違うところなんですね。

シールの品質設計としては
上紙、粘着剤、剥離紙とも

それぞれに難しいところがありますが
台紙があるから抜き加工ができる、

これはシールの大きな特徴で
テープや糊付けと違うところです。

しかし当たり前すぎて
見過ごされてしまう。

管理人はこれがとても重要だ
と思っているのですが。

【紙とシール セパレーターの重要性】

ここまでシールの構成やセパレーターの
重要性についてお話してきました。

ここからは元製紙会社社員として
本音をお話させて下さい。

シールはタック紙とも呼ばれますが、
これに使われる剥離紙は

使い終わるとゴミになる、
捨てる紙なんですね。

しかも多くの場合は
グラシン紙やラミネート紙で

紙として再利用するのは
ちょっと難しいんです。

現実的には燃やすしかない。

それでエコ関係の人が
ゴミの減量をということで

タック紙の剥離紙をなくそう、
ノンセパにしようと言うんです。

タック紙からセパレーターを除いたら
テープですからそれはすでにある。

タック紙はタック紙だと便利だからとか
タック紙でなければ使えないから

使われているわけで、
テープで良いならテープを使うんです。

こういうことを言う人は、
タック紙が抜き加工できるのは、

剥離紙があるから
ということに気付きませんし、

そういう現状が分かっていないし
理解しようともしません。

ユーザーだってタック紙を使用すると
使った以上にゴミが出ますから

必要もないのに
使いたくはないんですね。

管理人はタック紙の製造に
関わったことがあるので

こういうことが言えるのですが
ほとんどの人はセパレーターなんて

捨てる紙なんだから
やめればいいというわけです。

もったいないしエコじゃないし。

しかし実際に製造していたり
ユーザーと関わっていれば

剥離紙をなくしたら
どうやって抜き加工するんですか?

という反論が出来るんですが
そういう現実を見ないで

頭で考えてなんとかなるだろう
なんて思ってる人がとても多かった。

確かに剥離紙は製造工程が多く、
上紙よりも価格が高いことが多い。

だからもっと安くしろ、
いっそのこと無くしてしまえという、

意見はよく分かるんですが
そんなことが出来るなら

言われなくてもやってますよ
という感じで議論をしたかなと。

シールには台紙があるから
子供でも遊べるわけで

これがテープとかその糊付けだと
気軽に遊ぶ感じにはならないのです。

【管理人のまとめ】

今回は紙とシールについて
お伝えしました。

シールはセパレーターが
あるから使いやすい。

キャラクターの型が抜いてあるから
子供でも簡単に剥がして貼れる。

剥離紙は捨てる紙なので
いらないように思われますが

これが台紙になるから
抜き加工ができて便利なんです。

ここを理解してもらえれば
この記事を書いた意味があったかなと。

親子でシール遊び楽しんで下さいね!

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