
紙を溶かすとき苛性ソーダを使うのは?離解しやすくするため
紙を溶かすとき苛性ソーダを使うのははぜでしょうか?実は水だけでもある程度はドロドロになりますが、アルカリ性にしたほうがパルプが膨潤しやすくなり、離解もしやすくなるので使っています。紙を溶かすときに使う苛性ソーダは危険薬品なので取り扱いは要注意です。
紙の知識と雑学の世界へようこそ!このブログでは製紙会社に技術者として16年間勤務した元製紙会社社員が、その経験を元に紙の知識と雑学について語ります。紙に関する悩みを解決する紙のコンサルタント、略して「紙コンサル」として紙に関する本音を公開します!
紙を溶かすとき苛性ソーダを使うのははぜでしょうか?実は水だけでもある程度はドロドロになりますが、アルカリ性にしたほうがパルプが膨潤しやすくなり、離解もしやすくなるので使っています。紙を溶かすときに使う苛性ソーダは危険薬品なので取り扱いは要注意です。
はがきの代用に厚紙は使えるのでしょうか?もちろん切手は必要ですが、実は規定の大きさと重さを守っていれば特に問題ありません。しかも、他のものでも構わず、たとえばコピー用紙でも2つ折りにすれば大丈夫です。はがきの代用は意外に色んなもので出来るようです。
イミテーションアート紙とはなんでしょうか?これはコート紙みたいな非塗工紙のこと。通常、前者は塗料を塗りますがその代わりに灰分を大量に添加して、スーパーカレンダーで光沢をつけたものになります。イミテーションアート紙は高級印刷物で使われる事が多いです。
スクラップブックに新聞記事のコピーを貼って資料として保管したいのですが著作権に対して違法なのでしょうか?これは個人的に、または家庭などの限られた場所で利用する場合は、問題ないそうです。スクラップブックに新聞記事を残して後日見返すのは楽しいですよね!
紙袋の有料化はおかしい、レジ袋の削減は義務化されたけどそれに対する便乗じゃないか。しかしこれまでずっと包装紙は過剰だと言われてきたんです。だからここで正常にしようということ。紙袋の有料化はおかしいと感じますが業界では長らくの懸案事項でもあるのです。
プリンタインクが高い理由は何でしょうか?色々あるようですが、結局は本体を安く売って消耗品で利益を回収するというビジネスモデルだからだそうです。また、複雑な構造になっているカートリッジにコストが掛かっているのもプリンタインクが高い要因と言えそうです。
下に写る紙はノーカーボン紙とかカーボン紙になります。その仕組みは両者では大きく違います。前者は裏面に塗られたカプセルが筆圧で割れて薬品が反応して発色しますが、後者は単純に黒色がこすり付けられるだけです。今は手書きが減って下に写る紙も減少しています。
紫外線で紙が劣化する理由は何でしょうか?含有される物質で黄色くなりやすいのはリグニンや染料になりますが、これらに強いエネルギーが当たることで分子構造が変化し変色することになります。紫外線で紙は劣化しますがセルロース自体はそこまで黄色くはなりません。
喪中はがきはどこまでの何親等の親戚が亡くなったときに出すものなのでしょうか?一般的には2親等の内の親族のとき。つまり、兄弟姉妹、祖父母、義祖父母、孫、兄弟姉妹の配偶者、義兄弟姉妹、義兄弟姉妹の配偶者になります。喪中はがきがどこまでか、難しいですね。
読書は紙か電子書籍かどちらがいいのでしょうか?文字主体なら前者が良いという感じなのですが最近の研究ではそうともいえないようです。問題は時間的余裕があるかどうか。ゆっくりでいいなら画面でもいいんだとか。読書は紙か電子書籍かの結論はまだ出ないようです。
マネーカウンターを売ってる場所はどこでしょうか?基本的に電気店になるようですがそれよりも通販の方が便利でしょう。たとえばアマゾンや楽天でも様々なタイプのものが販売されています。マネーカウンターを売ってる場所が近くになければネット購入がいいでしょう。
LBKPとNBKPの違いはなんでしょうか?これは木材原料が広葉樹か針葉樹かで異なります。特に繊維の長さが違っていて、後者は前者よりも長くて強くなっています。ただし、成長速度は遅いのでコストは高くなります。LBKPとNBKPの違いは実は大きいのです。
溶解パルプとは何でしょうか?実はパルプといっても一般的に思い浮かぶ製紙用とレーヨンやセロテープ、化学薬品や医薬品のような紙以外にも使われるものがあります。また溶解パルプはリグニンやヘミセルロースが少なくセルロースの純度がとても高いものでもあります。