紙の製造方法について。塗工や新聞は徐々に進化している!

紙の製造

安い紙について。身近に入手できるもので一番は何になるか?

安い紙についてですが、身近に入手できるもので一番は何になるでしょうか。これは格安コピー用紙だと思われます。特に家電量販店で販売されている輸入ものが該当するでしょう。購入できないものまで含めると、製造コストの安い紙は段ボールの中芯になると思われます。
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新聞の紙の素材は何でしょうか?ほぼ古紙で若干パルプです!

新聞の紙の素材は何でしょうか?実際のところ80%程度は古紙で、残りは木材からのバージンパルプになります。その他の薬品としては、内添填料にクレーや炭カル、サイズ剤や澱粉なども少量使用されます。新聞の紙の素材はパルプで、ほとんどリサイクルされています。
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紙を白く見せる工夫。製造工程でどんなことをしているのか?

紙を白く見せる工夫として、製造工程ではどんなことをしているのでしょうか?パルプはリグニンを取り除いた上で漂白し、内添填料として炭酸カルシウムを使うなど、塗料、染料などの製紙薬品も様々な対応がなされます。紙を白くするための対策は各工程でされるのです。
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紙はなぜ白いのか?光の乱反射や屈折率の違いが関係します!

紙はなぜ白いのか?よく考えると不思議ですね。これは光の乱反射やセルロースと空気の屈折率の違いが関係しているようです。もちろんパルプ繊維を漂白したり染料を添加して色を補正したりもしています。紙はなぜ白いのかという理由は実はかなり奥が深いものなのです。
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紙に繊維の方向がある!製造方法を考えれば当然の理由とは?

紙には繊維の方向があります。そのため縦には破れるが横には破れないということが起こります。その理由は製造を考えれば当然で、生産するときは巻き取りながら実施しますから、引っ張る方向に紙の繊維が揃うんです。そのため裂けやすかったりそうでなかったりします。
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光る紙について。薄暗い照明で青白くなるものがある理由は?

光る紙で、照明が当たると青白くなるものがありますが、どういう原理でしょうか?それは紫外線を吸収して可視光線を出す性質を持つ、蛍光染料が含まれているときに起こるものです。特に塗料に入っていることが多いです。古紙配合率が高くても光る紙になりやすいです。
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クリーム色の紙は白より高い?生産量がコストに影響します!

クリーム色の紙は白より価格が高いのでしょうか?実は生産量がコストに影響します。製紙は装置産業なので、ロットが大きいほど安くなります。色調が違えば製品としては別のものですから、原料が同じでもクリーム色の紙は数量が少なくなるので高価になりやすいのです。
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新聞は進化しているのか?技術的には大幅に変化しています!

新聞は進化しているのでしょうか?30年前から変わっていないように見えるかも知れませが、軽量化、古紙配合率向上、中性抄紙化など、技術的には大幅にレベルアップしており、実用性を維持して内容を改善しています。新聞の進化は見えにくい分、高度なものなのです。
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チラシにつるつるの紙が使われる理由。コート紙が安いから!

チラシにはつるつるの紙が使われますがその理由は何でしょうか?使われているのはコート紙と呼ばれるものですが、これが安いんですね。特にA3グレードは安価で印刷上がりもそこそこです。チラシにつるつるの紙が使われるのはコストと品質のバランスがいいからです。
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コピー用紙の表裏について。最近のものは見分けがつくのか?

コピー用紙の表裏。昔はオモテはツルツル、ウラはザラザラと見分けがついたのですが、最近は分からなくなっています。理由は抄紙機の改善が進みツインワイヤーマシンが一般的になったことです。また両面印刷が増えたためコピー用紙の表裏差を減らす必要性もあります。
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わら半紙は普通紙より値段が安い?その感覚はもう古いです!

わら半紙は普通紙より値段が安いのか?確かに昔はそうでした。だから学校でもガリ版で印刷した茶色いプリントを配ってました。しかし今は、コピー、レーザープリンタ、インクジェットが当たり前になったので需要が減ったわら半紙は普通紙より値段が高くなっています。
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マットコートの製法。通常の塗工紙との違いはなにか?

マットコートの製法は通常の塗工紙とどう違うのかというと、表面の光沢を低くするために塗料処方や平滑度を調整するカレンダー条件を変更しています。ここがグロス品とマットコートの製法の大きな違いです。印刷品質は高級感のある落ち着いた仕上がりになります。